高速、あるいは高負荷でも安定して四肢を動かせるようなプログラムデザインをもとにした前半の様子はこちら
アイソメトリックトレーニングで力の向きを知る
ワークショップの後半では、力の向きを感じてもらうためにカラダ全体を使ってのトレーニング
ふたり組のペアになり、一人は後ろから全力で押しすすめようとし、もう一人はそれを全力で堪えるだけ。
サッカーやバスケットボールでもこうしたシーンは見られるし、相撲なんてからだの向きは違うけれど力の方向は正にこれですね!
なんとなく「力を出す」感覚がわかったところで、次は力を伝えるためのトレーニング
そしてそれぞれの力のバランスが取れるポイントになると、カラダはプランクと言われる姿勢になってます。
このトレーニングでも、プランクでも大切なことは「カラダを固くするのではない」ということです。
見るだけ、読むだけ、聞くだけではわからないあれこれもあるので、わからない方は身の回りのトレーナーさんや運動指導者に聞いてみてくださいね◎
爆発的な力を出すためのプライオメトリック
力を出し、伝える間隔がなんとなく掴めるようになってきました。
前半の俊敏性を活かすアジリティトレーニング、からだのスムースな連動を促すコーディネーショントレーニング、そして力の向きを感じるためのアイソメトリックと、様々なアプローチでコアと四肢のつながりを感じてきたので次はいよいよ、爆発的な加速を生み出すためのプライオメトリックな要素を取り入れたトレーニングです
①からだがぶれないように注意を払いながら、片足で大きく前方にジャンプをし、着地で休むことなくすぐに次の一歩を出す、ホップステップジャンプ♪という感じで足を交互に切り替えてジャンプする
②①が上手に出来たら、着地のときにさらに遠くにジャンプできるようにグッと沈み込むようにする
みんな力をうまくコントロールし、バランス良く緩急をつけられるように意識して上手に行えていましたよ
楽なポジションでリラックスして、緩急を自在に力を出力できるようになる
初めてやる慣れない動作ばかりで「あれ?!」と思うようなことはありましたが、大切なことは「フォームを覚えさせる」ためのトレーニングではなく「自分のカラダの使い方が上手になること」です
からだの使い方が上手くなってくると、力を出す方向がわかり、楽なポジションがわかります。
昨日より今日、今日より明日と、より良いパフォーマンスをするためには、自分のからだの感覚をフルに生かした反復練習が必要なのも納得ですね!
ワークショップの最後、速く走れるようになった実感があるか子供たちに尋ねたところ全員が手を上げてくれました!
楽しく、そして楽に走り方が変わることを感じてもらえたことは嬉しいですね
金メダルは1日にしてならず。
ではないですけど、日々なんとなくぼーっとトレーニングをするんではなく、考えながら、感じながら、たくさんの失敗も試行錯誤で乗りきって、わからなくなった時は人に聞いたり、ワークショップに参加したりして
自分の思い描く人生を送るために必要なからだを手に入れてくださいね