こんにちは、四万十市を中心に活動しているパーソナルトレーナーの小林洋太です。
高知県西部に位置する黒潮町でロコモティブシンドローム予防(機能改善)を目的とし、
ロコモティブシンドロームを予防する、黒潮町独自の企画ということで”ロコクロウォーキング”講座というものを行わせていただきました。
そんなロコクロウォーキングの目的は次の通りです。
日常での基本動作である「立つ・歩く・座る」が快適にできるようになるように、ウォーキングのみならずストレッチや筋トレ、動きのトレーニングなど様々な運動刺激を用いて「柔軟性・筋力また筋出力・バランス能力・心肺機能の向上」を目的とし
60〜90分の内容で週1回、約2ヶ月(全10回)に渡って行いました。
講座の前後で身体はどう変化するかを比較するため、次の4つの項目で体力測定も実施しました。
各自治体や団体などでウォーキングイベントはありますが、ウォーキング以外の要素を含み、機能改善を目的とし前後でのからだの変化をフォローするケースというのは珍しいのではないでしょうか。
全体での参加者は30名弱ご都合でおやすみする方もいたので各回20名前後で次のような内容を行いました。
からだを使って力を感じながら、力を入れるのではなく「出す」ことを学んでみたり
自分でできるからだのメンテナンス方法を学んだり
赤ん坊が二本足で立つまでに自然と身につける発育発達の動きを再学習したり
身近にあるもの、手軽に購入できるものを使って2ヶ月間、笑いながらからだの使い方を学んでもらいました。
2ヶ月の皆さんの様子はこんな感じに!!
手が床に着きにくかった体前屈も、ぐっと近づけるようになり全体の結果としてはこのようになりました。
柔軟性 → 7.5cmアップ (最大値 15cmアップ)
バランス能力 → 13.57秒アップ (最大値 57秒アップ)
椅子座り運動 → 10.57回アップ (最大値 17回アップ)
座位立ち上がり運動 → 0.28ポイントアップ (最大値1ポイントアップ)
このほかにも、個人差はありますが血圧値で改善が見られた方も多く見られましたし、アンケートの回答には次のようなコメントをいただきました。
自分の体の気持ち良さがロコクロウォーキングでわかった!
からだが軽くなったように感じる。
全部良くなりました。
元気になった。
剣道をするときの動きが良く(軽く)なった。
体の機能や構造、手・足・首など部分で動くのではなく動きが全体に伝達するのがわかった。
からだが軽くなって動かしやすくなりました。
ウォーキングの方法が変わりました。
参加者の平均年齢が70.75歳でしたから、加齢による体力の低下・運動器の機能低下というのは正しくからだを動かすことで改善できるということが証明できたように思います。
いくつになっても自分の思い通りに動かせるからだで居るためにも、からだについて正しい知識をつけたら、自分が快適だと感じる頻度や強度で良いので運動を継続していってください!