最大範囲で関節が可動し、必要なときに必要な力を出せ、自分で疲れをいやせるだけの回復力が備わっているカラダこそ個性があり機能的で美しい。
土と触れ合う農作業、森に入る林業では脚で大地を踏みしめ、そのカラダにかかる重力の影響をコントロール(操作)し、上半身にパワーを伝える。
浮力や揚力が働く海や川での活動では、平衡感覚を研ぎすまし空間での位置を把握しカラダ全体をコントロール(操作)する。
人のカラダの70%が水分という話は誰もが聞いたことがある話だが、事実ジブンという器(カラダ)の操作方法が身についてくるとカラダの自由度が格段に上がる。
それはあたかもカラダという大きな水袋の中に骨が浮かび、重心を傾けるだけで自由に移動ができる“移動”に労力がかからない球体のようなイメージだ。
田舎は日々の暮らしのなかに有機的なカラダ作りのエッセンスがちりばめられている。
フリーペーパー Entrance記事より一部変更。
http://hatagurahi.com/entrance/