和の所作でからだを整える体幹コンディショニングvol.2

ワークショップへのご参加ありがとうございました。

和の所作でからだを整える体幹コンディショニング、今回のテーマは “骨盤底筋群”

骨盤がテーマだったので、女性が多いかな…と思っていたのですが “骨盤” への意識が高い男性が参加してくれました。

ワークショップでのいろんな説明や動きを通して、動かせているつもりで、実は全く動かせていないのが解ったのではないでしょうか。

また「体幹」という漠然とした捉えようのないイメージだったものが、

前回の腸腰筋で垂直面が、今回の骨盤底筋群で水平面が、より具体的になったのを感じてもらえたと思います。

骨盤底筋群と、骨盤底々筋群・骨盤底々々筋群

それぞれのフロアを崩さないように、毎日少しずつエクササイズを行なってくださいね!

脳は上質な新しい刺激を好みます、なので量ではなく質をキープするのも忘れずに◎

 

次回、和の所作で整える体幹コンディショニング vol.3 は “横隔膜” をテーマに行いますのでこちらもお楽しみに!!

からだは動いている。

万物は絶えず動いている

私たちが暮らしている地球は動いている(空間を移動している)

そこに暮らす私たちも、海が満ち引きするようにこの大きな力によって動かされている。

その力が大きすぎること、その力が常にかかっていることなどが影響して、私たちはそれに気づくことなく暮らしている。

視点を変えれば、この世界は原子よりさらに小さな素粒子でできているので絶えず動いているという見方もできるわけだが、そうなるとより難解になるのでやめておこう。

つまり、全てのものは止まっているように見えても、常に変化を続けているわけだ。

 

止まらないからだ

心臓の鼓動が止まないように、私たちのからだは絶えず動いている。

脈を打つことで、拍動することでからだの中から末端へと力の波を伝えている。

本来動いているものを、静止した状態で整えようとすることは難しい。

だから動きながら、その時いちばんいい状態を探す必要がある。

 

動きの中でからだを整えるには

母親にとって子供の世話は大きな負担になっているのだが…

赤ちゃんは誰にからだを整えてもらうことなく、日々健やかに暮らしている。

起きていても、寝ていてもなんだかよくわからない動きをしているだけなのに、トレーニングすることなしに、気がつけばある日2本の足で歩き始める。

寝て起きてご飯を食べて…、これは動物も同じで

手や足を触ろうとして、無理なくからだを伸ばしたり縮めたりねじったり、からだ全体で動かすことを共通して行なっている。

からだは立体的だ

冒頭の映像と同じように、空間を移動している物体(空間)であることを意識して、空間の底を転がるようなイメージで動くことができれば、反発する力の邪魔を受けることなく、中心を感じながら安定した状態でいられる。

不調や痛みについて、答えはからだが知っている。

からだは答えを知っている

私たちのからだを動かす骨の数に大きな差はない。

同様に、骨と骨をつないでいる靭帯や腱にも大きな差はない。

だとしたら、これだけ姿勢や歩き方が違うのはどうしてだろうか?

腰や肩が痛む人と、痛まない人の違いはなんだろうか?

こうしたことに「なぜ?」と考えたことはありますか?

なぜなのか、考えた結果、答えは出ましたか?

自分の不調の原因が、どこなのかを感じることができたら、その答えが分かる。

 

不調は好調に変われる兆しだ!

もしあなたが不調を感じていて、何かした拍子に腰がピキッとなりそうだったりしたら

きっとお腹に力を入れ、腰回りを極力動かないようにして、息を潜めて背中を屈めたり

息をした時に腰回りが膨らまないよう、胸をグッと反らし浅い口呼吸で過ごそうとするのではないだろうか。

それ以上痛いのが辛いので、ついつい固めようとしてしまう。

しかし、その時に痛みを感じるときを特定することができれば、その不調は好転させることができる。

 

痛みを味方につける

皮膚が切れた時、痛みを感じる。

お腹を下しそうになった時にも痛みを感じる。

ふとした拍子に、腰に痛みを感じる。

このように痛みを感じると、その場所が正常に機能していないことが分かる。

例えば腰が痛くて、脚をグッと引き上げようとした時に、大きな痛みを感じるとしたら

ひょっとしたら左の骨盤がずれてるんじゃないか、股関節がちゃんと動いていないんじゃないか、右のお尻がしっかり支えられてないんじゃないか…etc といった様に、痛みの原因を特定するためのテストが可能になる。

 

正しく動かすことで連動が始まる 〜movement is a medicine〜

上下左右前後の3つの面でのテスト動作は、正常に機能していない部分を突き止めることができ、動きを修正して正常化させるために徒手療法による介入や、エクササイズを行うことができる。

私たちのからだは、蚊がとまっても、髪の毛が肌についただけでも察知することができる。

あたまで考えてからだを動かすのではなく、からだで感じた上で動くことができれば、私たちのからだはもっともっと快適にいることができる。

 

EL CAMINO サンティアゴ巡礼の旅 〜セッション1〜

からだを整える方向

立体的である私たちのからだは、前後・左右・上下の3つの面で動く。

“体幹が安定” して “からだが整った” 状態であれば、この3つの異なる方向に、安定して動くことができる。

セッション1 〜からだの中心を感じる〜

からだの中心である骨盤。

前後・左右・上下を分ける場所が交差するところが、からだの中心、つまり骨盤だ。

この骨盤に強さと柔らかさを取り戻すことで、からだはバランスを取り戻す。

そのため、セッション1では骨盤周辺の軟らかい組織(筋肉・腱・靭帯など)に働きかける。

 

骨盤力 〜方向性は重さを感じて決まる〜

骨盤は、おなかの中にある内臓を支えている。

質量(重さ)があるものは下へ下へと力が伝わるから、骨盤周辺に不必要な力が入っていると立体的にそれらの重さを感じるのは難しい。

からだの前面には骨がないので、おなかが出て当然なのだが…

私たちの美の意識が邪魔をして、おなかをポヨンとすることが難しい。

こうして外から不必要に強い力で抑え付けられた内臓は、本来あるべきではないところへ収納されてしまう。

こうした理由から、私たちが慣れ親しんだ “腹筋運動” が除外され始めたのだが、まだまだ知らない人が多いのは残念なことだ。

2本の足で歩く人間の骨盤は、上半身の重さを歪みなく、脚に伝える力の中継ポイントの役割を果たす。

地球の重さも、宇宙空間に対してバランスよく掛かっている。

同じように内臓の重さも、骨盤の内側の空間に対してバランスよく掛かることができれば、脚に伝わる力もバランスが良くなる。

人間以外の生き物の多くはおなかがポヨンとしている、最初のセッションで引き出したいからだの力は柔らかくてしなやかな骨盤力だ。

 

からだが快適なポジションを見つけるのをアシストする

セッションでは、骨盤周辺の不必要な力に気づき、緩めることがカギになる。

不必要な力が抜けたことで、からだはふっくらして、骨盤周辺の組織が弾力性を取り戻す。

左:Before 右:After   *赤矢印:変化の大きな部分

Beforeでは垂直な重力に対して、首と頭が前の方へ動き、胸もひしゃげて少し前傾した姿勢になっている。

Afterでは、胸と腕がふっくらとして、頭が後ろの方へ動き、それらが改善されているのが観てとれる。

ハンモックやブランコに乗っていて(バランスを崩した時)からだが傾くことで腕や脚に力が入るのは想像できるのではないだろうか。

重力に対してからだの軸が傾くと、立つことに必要以上の力を使ってしまう。

また、その状態でトレーニングを始めると、軸の傾きがそのままになってしまう。

非日常でのパフォーマンスを上げるためには、日常の “立つ・歩く・座る” のクオリティが大切になる。

あたまの中のからだの地図を更新して、忘れていた骨盤力を取り戻すことができるようになれば、いつでも、どこでも、自動的にからだを快適に動かせるポジションを探せるようになる。

 

EL CAMINO サンティアゴ巡礼の旅 〜筋膜のネットワークへのアプローチ〜

からだを整えるということ

からだを整えるというと整体に行くというのが一般的なイメージだろうか。

整えるというのは左右対称にするイメージかもしれないが、私たちのからだは立体的であるし、そもそも利き手があるので左右非対称だけでは不十分だ。

プラクティショナー(施術者)は左右はもちろん、前後・上下を含めて「重力」に対してバランスよく整え、且つ動いている時もそのバランスが整っている状態を作り出す。

ベッドに寝転がりからだが静止している状態で整っても、動いている状態で整っていなければ意味がない。

動いている時、動力を伝える下半身から上半身へと、力が安定して伝わってこそなのだ。

あるいは職業病とされるように、日ごろの動きが独自の癖を生み、特殊な状況下で特異的な動きのパターンを作り出していることもある。

だから、からだが正しいポジションで動けるようにトレーニングが必要になる。

様々な動作の中でからだを安定して動かすことができるように、整える必要があるのだ。

 

重力と筋膜ネットワーク

筋膜という言葉がだんだんメディアで紹介され、認知度を上げてきた。

様々な筋膜にアプローチする手法は数多あるが、ロルフィング®️は別格に思える。

そのロルフィング®️ *注釈を考案したアイダ・ロルフ氏は “重力は最良のセラピスト”だと述べた。

私たちは地球上どこにいても、どんな姿勢でも重力からは逃れることができない。

映画Zero Gravityでもあったように、重力に負けてしまうと地面に這いつくばってしまう。

私たちは重力に潰されないよう、反発する力をうまく利用することで二本足で立ち暮らしているが、赤ちゃんがだんだん行動範囲を広げて行くプロセスは、まさに重力への適応の始まりだ。

その重力への適応をサポートしているものは、全身に張り巡らされている筋膜組織で重力を感じることだ。

からだの組成を考えると、私たちのからだの大部分を占めているのは水分だ。

水は器に入っていないと下へ下へと流れていってしまうが、何か器に包まれていれば流れ落ちることなく同じ場所にとどまることができる。

この器こそが筋膜組織の正体だ。

ただし、筋膜は伸び縮みして柔らかく強さや復元力などを兼ね備えたゴムのようなものなので、叩きつけても割れない水風船のようなものなので、形を変えない硬い器は想像しないで欲しい。

つまり、筋肉とはからだの中の一つの仕切られた空間、その中にあるモノのことで、その筋肉を包みからだを複雑に繋いでいるのが筋膜のネットワークのことを指し、

その筋膜のネットワークを駆使することで、私たちは誰に教えられるわけでもなく、重力に適応して寝返りをし、ハイハイをし、つかまり立ちをして1年が経つころにやっと2本の足で立ち上がり、歩くことを始めるのだ。

*註釈 ルフィング®️って何?という方は、ぜひロルファーの藤本靖さんの著書を読んで欲しい。

体感力を高める

サンティアゴ巡礼の旅のサポートでは、徒手療法(マニュアルセラピー)で筋膜ネットワークにアプローチしながら、エクササイズを通して正しい動きを身につけ、どのようにからだを使えば省エネルギーで動けるようになるかを感じる力を養うのが目的となる。

また、長い旅の行程でからだに不調を感じた場合に、自分で対処できるようにする(セルフケア)ことも合わせて行なっていく。

EL CAMINO サンティアゴ巡礼の旅 〜からだの仕組みを知る〜

からだの仕組みを知る

もしあなたが来月からキャンピングカーで日本一周の旅に出るとして、旅に出る前にはそのキャンピングカーがどのようになっているのか調べたり、知ろうとするはずだ。

同じように、私たちのからだは思い通りに動くのが当たり前だが、いざ非日常に飛び込むとなるとからだが動く原理(メカニズム・ルール)は知っておいたほうがいい。

その原理原則をわかりやすくまとめると次のようになる。

①重力

重力は地球上の全てのものにかかってくる力、宇宙の法則といっても良い。

この力があるおかげで、私たちは地に足をつけて生きている。

運動方程式

これは力と質量と加速度の関係性を示したもので、歩行動作の場合はF(運動量)= M(重さ)× A(速さ)となる。

このロボットには重さがあり、床が動くことで加速度が生まれる。

だからロケーションは限られるが、重力だけで運動を継続することができる。

永久機関もそれと同じメカニズムで調和がとれた動きになっている。

 

②テコの原理

テコが働くことで、小さな力で大きなものを動かすことができる。

バックパックを背負いながらだと、自分の体重プラスαの重さになってくる。

足を棒のようにして歩いていたら1時間歩かないうちに弱音を吐くだろう。

関節(テコ)がないと楽に歩くことができない。

先ほどのロボットも人間の脚と同様に、3つのセクションからなっているのでテコの原理で動き続けることができることが容易に想像ができる。

テコは滑車でも同じように働き、滑車が大きかったり、その数が多いほど大きなチカラが出せるようになる。

人のからだには滑車はないが、股関節・膝関節・足首関節と関節周辺の大きさが滑車の大きさに当たるので、関節可動域が大きい方がより少ない力で大きな動きを作ることができ、それら関節が良いタイミングで連動することが、楽にからだを動かすためには重要になってくる。

私たちは自分の思ったようにからだを動かすことができる。

しかし、舗装された道路では常に一定の推進力を発揮することができるが、足元のコンディションは未整地であれば一歩ごとに変化する。

サンティアゴ巡礼の道は変化と起伏に富んでいる。

荷物を持って連日20kmの道を歩くとなると、 “自分のからだがどのように動くのか、また今はどれだけ動かせて、そこからどれだけ動かせるようになるのか” を知ることは、快適な巡礼の旅を送るのに大切な要素になる。

Is On the web Gambling Legal In The U.S.?

Gambling on the web falls into a legal grey location. In current years far more states have started working on legislation to regulate the use of online casinos and we can only hope that if they determine to legalize it then they are prepared to operate with each other to make our on the web gambling business as productive as that of other countries. “Is On the web Gambling Legal In The U.S.?” の続きを読む

EL CAMINO サンティアゴ巡礼の旅 〜からだを整えるわけ〜

年が明けてから相談を受けたサンティアゴ巡礼の旅のサポート

出発は4月を予定していて、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからサンティアゴまで全長800kmの巡礼。

旅人は66歳男性、仕事はしているが運動習慣はない。

40日間、荷物を背負いながら20kmを歩くことに不安もある。

過去の記事:EL CAMINO サンティアゴ巡礼の旅のサポート

 

からだに気づく

トレーニングをして鍛えることも大切だが、まずは柔らかく弾力性のあるからだに整えていくことが大切だ。

なぜなら、仕事やこれまでの暮らしで、からだの可動域がある程度制限されているから。

からだを動かす仕事をしていても、毎日のルーティーンはだいたい決まっている。

そしてからだは動きに合わせて徐々にフィットしてくる。

脳は、からだを最適化させることで、無意識で同じ作業をするのを簡単にしようとする。

その“自分で認識していない”からだの歪みをそのままにしてトレーニングをしても、多くの場合それを助長させることになる。

重心の定まらないものを、安定して立たせておくには多くの労力を必要とする。

厳密にいうと臓器の配置などから人のからだは左右対称ではない。

そして左右対称じゃないのが当たり前なのだが、左右対称という前提で多くの人は動いている。

左右対称じゃないものを、左右対称だと思って動かしていれば歪みが生じるのは必然だ。

“自分で認識していない”からだの歪みに気づくこと。

それがからだを整えるためのスタート地点になる。