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正しい姿勢は教えることができませんが、正しい姿勢を学ぶ方法は教えることができます。

投稿日:2018年4月8日 更新日:

正しい姿勢ってなんだ?

ついつい「姿勢を良く」なんて言われると、からだにギュッと力を入れてしまいがちだが、

その時だけからだのどこかに力を入れて、良いかどうか分からない姿勢をとってもあまり意味がない。

意味がないといえば、私たちは動く生き物なので、静止している状態で整っていたとしても、動いているときに整っている保証はない。

そもそも、自分では正しい姿勢(からだの位置)がわかっていないのに、整えてもらったから、動いてる時も正しい姿勢で動けるかというのは怪しいものだ。

自分のからだが、空間で、どういった状態にあるか把握できているか。

このことを先に体得するためにあるべきなのではないだろうか。

例えば、先ほどのイラストを90度回転させると、仰向けに寝転がった姿勢になる。

多くの人が仰向けに寝るときには、枕を使うのではないだろうか。

枕を使うと、頭がぽこっと持ち上がり、上から2番目の姿勢で寝ているということになる。

また、ベッドのマットレスが柔らかい場合は腰背部が沈み込んで、3番目の姿勢になる。

これらはどちらとも、立っているときには体に負担のかかる姿勢だけれども、

からだが休まる時の姿勢が、からだに負担のかかる姿勢でいていいのだろうか。

自分のからだが、空間で、どういった状態にあるか把握できているかを先に体得するためにあるべきなのではないだろうか。

ということを先に述べたが、この体得するプロセスがフィジカルトレーニング(身体訓練)であり、

訓練のフィードバックを適切に反映するためのものが、フィジカルコンディショニング(身体の状態)で、

それぞれが孤立してあるのではなく、同時に行われて然るべきものだ。

トレーニングの結果として筋肉が増えたりすることはあるかもしれないが、

不自然に大胸筋だけを大きくしたり、ミクロ的に特定の筋肉だけを鍛えたりすることがトレーニング(訓練)だとしたら、全体での連動性を損なう、不自然極まりないものになってしまう。

 

からだで考えると『???』となるかもしれないので、自動車で考えてみよう。

自動車は各メーカーが、これが一番いい!!という状態で発表する。

それは燃費や、パーツの消耗、居住性や、操作性、安全性、全てにおいて誰が乗ってもいい状態だ。

だが、車に色々と改造を加えたとする。

こうなると、燃費も、操作性も、安全性も、メーカーが一番いい!!とした状態からはかけ離れた、全体性を欠いたものになってしまう。

 

わたしたちのからだも同様に暮らしの中で、立ったり歩いたり座ったり、寝転んだり、飛んだり跳ねたり、いかなる時もバランスを取ることが容易にできるのが望ましい。

確かにこうしたイラストは参考になるが、このイラストで伝わる情報は2次元的だし、まして動いている状態の説明もできない。

自分のからだが、空間で、どういった状態にあるかを把握するためには、シンプルな動作である、立つ・歩く・座るについてのトレーニングを丁寧に行い、そのトレーニングに対してフィードバックを正確に反映するため、客観的な視点からのアドバイスや、からだからの感覚に敏感であることが、正しい姿勢を学ぶにあったって助けになるのではないだろうか。

 

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