「こころ」とは、内臓された宇宙のリズムである。
4億年かけて進化してきた生命の記憶は、毎日の生活の中で秘めやかに再生されている!
育児・教育・保育・医療の意味を根源から問いなおす。
そう解説しているのは、解剖学者の養老孟司氏
科学の発達とともに、様々なことが解明されミクロの世界が広がったが
ミクロの世界が広がったことにより、世界と隔離された感も広がった。
全ての物事において「基本」は大切である。
進化しても、わたしたちの出生のプロセスは変わらないし、生命を維持するためのプロセスも変わらない。
Back to Basics
つい、何事も解ったつもりで先へ先へと急いでしまう。
しかし先へ先へと気持ちだけが焦ったところで、時間もからだも移動はできない。
生きていることと、死んでいることの境目すらあやふやなのに
これが正しい、あれこそが正しいと主張をすることが、いかにナンセンスであるか。
からだのことを本気で考えるなら、ぜひ一度は手にとってほしい一冊だ。