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恒常性と動きの多様性とからだの適応力

投稿日:2018年8月21日 更新日:

先日、フェイスブックにこんな投稿をしました。

なんとも抽象的でマニアックな投稿だったので

反応がなかったらどうしようかとドキドキしてましたが

15人の方が反応してくれました。

よかった。。。反応してくださったみなさまありがとうございました。

こうした内容は文字では伝えにくいので、話をする場をと考えていたのですが

ひとまず、どういった内容なのかをできるだけ簡潔にまとめたいと思います。

 

恒常性とは

私たち、人間にとっての恒常性は、

さまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象のことで

血液の状態や、体温調整をはじめ、神経系やホルモンの働きによって、無意識に行われる為

私たちのからだに備わっている(外的ストレスに対しての生存適応反応)機能だと言うことができます。

そして、我々はこの恒常性(ホメオスタシス)なしでは活動することは元より、生きること自体が困難になります。

 

動きの多様性

私たちのからだは驚くほどの可能性(ポテンシャル)があります。

水深100mの世界から、標高8000mを超える状況下での身体活動が可能ですし

100mを9秒58(時速37km/h)で走ったウサインボルトに代表される、アスリートが打ち立てた様々な世界記録やパフォーマンスには、ただただ驚きを隠せませんが

こうしたパフォーマンスを発揮するにも、バックグラウンドで恒常性が機能していることを忘れることはできません。

例えば、水深100mでは呼吸ができないこと、視覚を奪われることに加え、10気圧もの水圧がかかるので、からだで感じるストレスは想像を絶するものになるはずですから、、、

 

からだの適応力

砂漠、氷河、ジャングルなど地球上では「そんなところで暮らしてるの??」と驚くような場所で暮らしている人たちがいます。

日本でも、熊谷の41℃と旭川のマイナス41℃、最高/最低気温を比較すると振れ幅は大きいですが、

そんな過酷な環境でも、私たちはその環境に順応して暮らしています。

スポーツの世界では、高地トレーニングという(普段とは異なるストレスをからだにかける)方法が用いられていますが、

これは外的ストレスに対して、内部環境が時間をかけて適応していくことで、パフォーマンスに変化もたらす手法としてよく知られています。

 

進化するからだ

これまで、恒常性・動きの多様性・適応力について手短に触れてきました。

私たちのからだには(からだが好ましい状態を保つための)恒常性が備わっていて、

からだを良い状態で保つための動きの可能性であったり、環境への適応力は、その恒常性(さまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象)によって支えられていることが解って頂けたのではないかと思います。

そして今この瞬間も、私たちのからだは恒常性により生命(内部環境)が維持されているのですが

そのシステムやメカニズムを理解して、からだからのシグナルに意識を向けている人はどれだけいるのでしょうか。

いわば、恒常性は無意識の領域で機能するもので、

無意識の領域のものが、からだに与える影響は実に大きなものがあります。

また、からだは視・聴・嗅・味・触覚を通して、外部からの様々な刺激を受容して、無意識下へと伝える役割を担っています。

 

例えば、恒常性を(パソコンやスマートフォンで言う所の)OSに例えるならば

からだの感覚というのは(パソコンやスマートフォンで言う所の)ユーザーの習熟度に言い換えることができるかもしれません。

 

高機能なスマートフォンを買っても、使い手が機能を充分に使いこなせなければ、高機能を発揮することなく普通のスマートフォンとして使われます。

逆に、普通のスマートフォンを使っていても、使い手が高い知識で充分以上に使えば、普通以上のパフォーマンスを発揮できるかもしれません。

 

そして、その知識というものはアプリケーションに対して課金するかしないかという風に例えることができるかもしれません。

 

だから、恒常性は「無意識的領域で機能するもの」ではなく、意識的に「無意識的領域を拡張することで機能するもの」として捉えることができれば、、、

より速やかで円滑なからだの変化を感じ、促すことができるようになるかもしれませんね。

少なくとも、からだが勝手にやってくれるから、、、というスタンスとは一線も二線も画することは間違いないでしょう。

 

間違って進化するからだ

一方で、糖尿病や高血圧などに代表される生活習慣病や、それに肥満が加わることでのメタボリックシンドロームなどの罹患率が上がってきており、健康と不健康の二極化が進んでいます。

それは神経系や、ホルモン(内分泌系)の働きが損なわれている可能性があることを示しているのではないでしょうか。

科学の発達などにより、私たちは行動範囲が広がり、生活が忙しくなった分

これまで自分ごととして行なっていた、当たり前のこと(炊事・洗濯・掃除などなど)をだんだんとやらなく(あるいは楽をするように)なりました。

ちゃんとした食事を作るのがめんどくさいからサプリメント、

歩くのがめんどくさいからセ○ウェイ、掃除するのがめんどくさいからル○バ

介護にもロボットがなんて話題があるぐらいだから、そのうち育児を楽にできるサービスも始まるかもしれませんね、、、

ロボットも動きますが、私たちは動くことで生きることができる動物で、私たちが健康に生きるためには質の良い食事・運動・睡眠が不可欠です。

日常劇務に忙殺されることはあるかもしれませんが、くれぐれもからだが発している予兆を見逃さないように心掛けて、正しい循環のなかで生活できるよう努力することも忘れないようにしたいものですね。

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