からだの歪みの正体とは…

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からだの見方

もし「骨盤が歪んでる」と言われたとき、あるいは「骨盤が歪んでる」と思うとき

 

それは何に対して、どんな風に、歪んでいるか考えたことはありますか?

 

もし正面からだけを見て、歪んでると思ったのだとしたら、歪みを改善することができないばかりか、そのの原因を永遠に理解できないままかもしれません。

 

でも実際、私たちは目を使ってみることで違いを認識しているので、多くの場合、正面から見て右と左が違っているから「あぁ歪んでいる」と思うのではないでしょうか。

 

からだは本当に前から見るだけでいいのか?

からだの正面だけを見ると、その映像に映るものは2次元的なものです。

 

しかし、実際の私たちのからだは、奥行きがあって、前後が同じようにはできていません。

 

少なくとも前から見るなら、対角にある後ろ側も見ないといけませんし

 

奥行きが生まれるなら、横向きからもからだを捉えることができなければ、立体的な全体像はつかめません。

横は左右があり、少なくとも4方向からの視点によってからだを認識することで、初めて全体の歪みを捉えることができます。

 

もっというと、前後左右に加えて、上下が加わって初めて全体が把握できるということになります。

からだを固めていると…

からだの歪みとひとことに言いますが、からだが歪まないで居られることはあるのでしょうか?

例えば、歩く前にタンスの角で足の小指をぶつけてしまったら…

 

例えば、歩いているときに右側で大きな荷物を持つ習慣があったり…

 

関節をはじめとする、柔らかい結合組織はぎゅっと形を変えてしまいます。

 

文字通り、形を変えるということは、からだをいくらでも変化できるということなので、からだを固めるということは、形を変化させることを止めるということです。

このようにからだは立体的な形をしていて、力を前後左右上下に移動させることができるので

 

からだを固めるということ、特に筋肉を固めるということは重心の移動ができなくなるということになりますから

 

重心移動ができない動く物体は、動く(歩く)たびに、その反力がからだの中にひずみとして残ってしまうということが言えるのです。

 

つまり、それが「歪み」の正体です!

からだに力が加わり、行き場を失った力は、筋肉を縮め、骨と骨の距離を近づけ、その骨をあるべき場所から少し位置を変え、中心から末端へと伝わるのです。

 

からだの見方を2次元的に見ていたばかりに…

 

縮めなくていい箇所を縮めてしまい、緩んでいなくていい場所を緩めてしまっていたのです。

 

目は確かに大切な感覚器官だけですが、目からの情報だけで全てが正しく判断できるか…と言えば、必ずしもそうではないのです。

 

右腰が上がっている、左肩が下がっている、右脚が長い、左側に偏頭痛があるなどなど…

 

一見、なんの関連もなさそうなことも、からだを立体的に、全体で捉えることができると、その関連性がわかってきます。

 

自分の最期まで付き合っていくからだのこと、どれだけ知っていますか?どれだけケアができていますか?

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