動作に全体性を持たせる

コバヤシヒロタ

苦手なスペース(領域)は活性化していない!!

からだは全体が同時に連動しながら動く。

 

このことは誰しもが知っているが、感覚として捉えることができている人は…

 

 

 

少ない。しかも相当少ない。

 

 

ここで言う、苦手な領域(スペース)は例えば、足の指や、利き手とは反対側の手、股関節や、背筋群、鼠蹊部や腋窩のスペースのことである。

 

要は、からだの一部だとは認識しているものの、その部位の感覚、特にどのように動いているかについての感覚がない状態のことだ。

 

 

そもそも認識している空間(スペース)なんてこんなもの…

からだの動きを認識しているのは、大脳の感覚野(SENSORY)と運動野(MOTOR)

 

19世紀の脳外科医ペンフィールド氏はそれらの関係を、こうした擬人的表現にした(ホムンクルス)。

 

私たちのからだに備わっている機能は、生存に関わる情報を処理するためだろうか、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」に多くを任せていることがわかる。

 

「触覚」に関しては、こんなにも大きな肉体(ボディ)があるのに、感覚があるのも動くのもほんの一部だけ。

 

もちろん、全ての人がそうだとは言わないが、私たちの多くは、からだについては思っている以上に鈍感であることは間違いない。

 

 

話を元に戻そう、苦手なスペースを活性化するために必要なこと、それはからだの大きさ、重さ、自分の知らない動き方を知ることだ。

 

右手が動いている時、左手はどうなっているのか? 左右の脚や腹部の緊張はどうか?? 目線は? この時のからだに入っている力は…

 

1つ1つ意識すればキリがないほどに、からだは全体性を帯びて動作を創りだしている。

 

 

そしてもう1つ、安定した状態でのからだの動かし方に多様性を作り出すことだ。

 

セッションでは、具体的なからだの使い方(実践)、その根拠ともなるからだの仕組み(構造)、システムを動かすシステム(思考パターン)について、1対1で動きと学びを交えながらゆっくりとアップデートしていく。

 

からだの中の苦手な領域の「身体イメージ(身体地図)」を全体との関わりを持たせながら、少しずつアップデートしていくことで、実際の動きには大きな変化が生まれる。

 

時間をかけて(或いは高い集中力をはらって)身につけたものは、そうやすやすと忘れることはない。

 

その期間(スパン)を数ヶ月で考えるのか、毎秒で考えるのか…

 

 

からだは常に動いているのだから、当たり前の感覚にはならないように気をつけたい。

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