有機的なからだで有機的な作物を育て、有機的な暮らしをつくる

有機的な農業と有機的なからだ、有機的な暮らし

ずっと温めていたプロジェクトをこの春からスタートさせます!

今日食べたもので明日のからだは創られる

いつの時代からか、畑で野菜を作るときによく分からない名前の”クスリ”を使うようになり、食べものにも同じようによく分からない名前の”クスリ”を使うようになった。

それは安全性のためと言ったり、生産性を高めるためと言ったりされているが、本当に必要なのだろうか。

生産性を高めるため、根まで枯らすというのが売り文句のグリホサート(除草剤)を使用したものをあえて選ぶだろうか。

私たちのからだは、私たちが食べるもので創られる。

であれば、私たちが食べるものは、私たち自身で作ることができた方が安心だ。

 

土壌を育て、からだも育てる

種を蒔けばなんでも勝手に育つわけではない。

子どもを持って分かることがあるなんて言うが、畑をやってみると分かることがたくさんある。

何かを育てるということは、大きな労力を必要とする。

それを機械に任せ、クスリに頼ると、一見生産性が上がったように思えるかもしれないが、長期的視点から考えると実はそうではない。

事実、日本各地で耕作放棄地は広がり、ほったらかしの山林が増え、人口が減少し地方は困窮している。

地道な作業かもしれないが、からだを動かし、作物を育て、地域を育て、子どもを育てることは未来を創ることだと言えるのではないだろうか。
ある意味で、からだは絶対にじぶんを裏切ることはない。

メンテナンスを怠れば、コンディションは落ち、不摂生はそのままからだに現れる。

エネルギーが不足しても過多になっても、からだを動かすのが難しくなる。

不整地での労働は、体幹が安定していないと困難を極めるため、からだも育むことができる。

からだを動かすことがしんどいと思われているが、楽にからだを動かす方法を探るのがトレーニング的要素を持っている。

からだが大きくても、小さくても、意のままにからだを動かし、働き、休養で回復を促すことができれば一定のパフォーマンスをずっと継続することができる。

幾つになっても経験を重ねている分だけ、からだを動かすことに関しては巧みになることができる。

これはスポーツの第一線で続けることは難しいが、日常生活のなかで続けることは可能だと考えられる。

高齢者の転倒予防エクササイズから、トレーニングの本質を考える

からだは全体が連動して動き、不測の事態においてもとっさに反応できる鋭敏さが必要だ。

 

 

何のためにそれを行なっているのか?

健康維持のため、転倒予防のため、競技能力を高めるため、などなど…

 

エクササイズやトレーニングという言葉は様々なシーンで耳にしたり、口にしたりするが

 

全てのエクササイズは「何か目的があり」それを達成するために行われるべきものである。

 

また、からだは意識せずとも全体が連動して動くものである。

 

動きに全体性があるということは、腕の筋肉だけを動かしたり、太ももだけを動かしたり、腹筋だけを縮めることに何の意味があるのだろうか?

 

目的の達成のために行われるものが、エクササイズ(またはトレーニング)であるならば

 

一般的に筋トレと言われる(スクワットや腕立て伏せのような)機械的に同じ動きが、その目的を達成することに繋がるのかよく考えてみてほしい。

 

転倒予防のために太ももの筋肉を…といってスクワットを何百回と繰り返したところで

 

両足がしっかりついた状態で、股関節をひざ関節を同時に曲げながら、転倒しそうになる転ぶ場面なんて、生きている間に遭遇することはほぼないだろう。

 

この世の中は重力によって支配されている

質量があるものは、引力(重力子)の作用によって下へ下へと引っ張られる。

 

つまり大地に根を張る植物と同じように、私たちは大地に足をつけて暮らしている。

 

大地に足をつけてと書いたが、重力子により地表へと質量が伝わりながら生活させられているというのがより正確な表現だ。

 

このことから考えると、脚を思うように動かせない人は、当然のように上体を思うように動かすことができない。

 

言い換えるなら、からだの重さを脚へと伝えることができていないので、その反発を伝えることができないということだ。

 

 

効果的なエクササイズとは…

いろんな場面での運動指導、エクササイズ、トレーニングがあるが、基本となるのは脚、つまり基礎の安定なくして運動能力の向上、運動機能の改善はない。

 

繰り返すようだが、足を十分に動かすことができなくなるということは、停滞を意味する。

 

停滞すると、からだの巡りも悪くなる。

 

巡りが悪いというのは代謝の低下でもあり、回復力の低下でもあり、免疫力の低下でもある。

 

私たちのからだの60%が水分だと言われているが、その水止まることで様々な弊害が生まれてくる。

 

楽に立つことができない人に、楽に歩くことができるわけがないし、走ることなんて尚更だ。

 

楽に自分のからだを支えることができない人に、楽にからだを動かすことができるわけがない。

 

苦労をして、からだを孤立してトレーニングをしたとしても、足を自由に動かすことができないのであれば、下半身との連動は絶対に生まれることはない。

 

例えば、面白くもないスクワットを「転倒予防」だと称して、何のためかもわからず、考えさせることもせず、ただテレビや雑誌の2次情報として伝えたところで、本当に転倒を予防できる可能性は限りなく低い。

 

トレーニングやエクササイズは「目的を達成するため」に行われるべきものであり

 

それらは、筋肉と神経系の関係性が瞬時に向上し、すぐにからだで感じることができる変化を促すプロセスである。

 

筋肉が大きくなる量的変化は、瞬時に現れる変化を感じながら継続した結果、見られる変化である。

 

つまり、瞬時で変化を感じることができず、しばらく毎日続けてやっていると筋肉の質量が増えるからそれまで頑張って続けて行きましょう!なんてものはエクササイズでもトレーニングでもない。

 

そもそも実感の伴わない、楽しくないことは続けることすらできないし

 

その変化を感じるまでの期間がどのぐらいあるのかわからないのに、毎日続けることなんてできない。

 

一般的にからだは20歳までに成長がピークを迎え、そこからは緩やかな下降曲線を辿るといわれているので、高齢者になれば尚のこと、先が見えないもののために努力をすることは困難である。

 

からだ全体が連動して動き、不測の事態においてもとっさに反応できる鋭敏さが必要になる。

無意識下でもとっさに反応ができるために行うものがエクササイズであり、トレーニングであって、日々変化のないルーティンワークがそれなのではない。

シチュエーションが毎回微妙に変わり、毎回微妙な修正をし、より無意識下でも勝手に反応ができるまでになると、安定した足元からは床反力(斥力)が、脚を伝って骨盤へと伝わり、背骨を伝って全身の隅々へと瞬時に駆け上がる。

自分で考えながら動く、思考と行動を同時に行うものこそ、私たちの暮らしを豊かにしてくれる本質的な動きではないだろうか。

 

BODYWISEの玉姫様の日

毎月22日のスペシャルプログラム

 

玉姫様の日って?

土佐一条家2代目房冬の夫人が、天文16(1547)年8月22日、中村に没したと伝えられており

玉姫様の命日にちなんで「玉姫様の日」として四万十市の商店街振興組合連合会の女性部が1日だけの感謝デーとしています。

 

BODYWISEではこの日だけの特別プログラムを用意してお待ちしています。

 

現代日本の約4割が腰痛に悩むとされていますが、からだが痛かったり不調があるとなんともなりません。

 

日々仕事に忙しく、休日も家のことで忙しく、自分のからだと向き合うことが難しい現代社会

 

せめてこの日ぐらいは自分のからだと向き合ってほしいという思いで、玉姫様の日に簡単なエクササイズで「腰痛・肩こり」を改善できるプログラムを企画しました。

エクササイズで治るわけがない、良くなるわけがないと思うかもしれませんが

残念なことに、120%の自信を持って良くなります!

平日だったり、休日でも時間が合わなかったりするかもしれませんが、タイミングが合えばぜひご参加ください。

満足いただけなければ参加費をお返しします!

 

玉姫様の日を一緒に盛り上げてくれる方も募集します!

BODYWISEには「からだの叡智」という意味があります。

BODYWISEからからだに良いことを発信したい方がいらしたらぜひご連絡ください。

からだ、独立していますか?

いつも誰かにどうにかしてもらわないと、からだがしんどい…なんてことはありませんか?

 

僕が行なっているグループエクササイズ「からだのがっこう」では、からだに責任を持つこと、

 

自分のからだをマネジメントできるようになることを目標にし、12ヶ月間で体系的に学びます。

 

からだに変化を作りだす

各クラス共に、レッスン1で下肢、レッスン2で上肢を整えるということを行いました。

 

レッスンを終えた翌日、大した動きをしたわけでもないのに、すごく筋肉痛になったり

 

最初のレッスンではバタバタしていた動きも、2回目ではあっさりできるようになっていたり

 

家でも真面目にやってくれたのか、参加者のみなさんには大きな変化がありました。

 

本人はそれほどの変化とは思っていないかもしれませんが、端から見ると大きな変化です。

 

変化の中で感じること

動きでからだを整えるというのは聞きなれないですし、そういった発想には至ったことがないかもしれませんが、止まっていて整っている状態は、当たり前です。

 

止まっていて、他人にからだを整えてもらう。ということに違和感を感じませんか?

 

自分のからだなのに。。。

私たちはからだを動かして生活していますが、動いているときこそ整っていたいので、動きの中で自分の中心を探すことが大切なのです。

 

感じることができない?考えることをしていない?

からだが静止した状態と、動いている状態とでは、どちらが中心を探すのが簡単だと思いますか?

少しも動くことなく、からだの中心はここだ!と言える人はおそらくいないでしょう。

 

しかし、左右の腕を伸ばせば、その両端から同じだけ内側に入ったところが中心だと簡単にわかります。

 

もし、他人に中心を教えてもらわないといけない場合、それは自分の感覚と動きにズレがあるのです。

 

ズレというのは、構造についての誤った認識から起こりうるものです。

 

感覚と動きのズレについては、意識的に上書きをしなければならないのですが、このときにこれまでの習慣が邪魔をするわけです。

 

 

新しいことは忘れやすい、だからからだで覚えよう

いつからそんなに物覚えが良くなったのでしょうか?

 

学生のころ、新しい字や単語を習ったら手を「動かして」練習しましたよね?

 

見たら「あ〜!知ってる!」と思うけれど、いざ書こうとすると「あれ?どうだったっけ?」そんな経験ありませんか?

 

ケータイやパソコンを使っていると、ふとした時に簡単な漢字を書けなかったり…

先にも言いましたが、私たちのからだは、いかに不自由なく動くことができるかが大切です。

 

簡単な動きなのに、からだに不自由を感じていてはその先へと進むことができません。

 

進みたくても進めないのです。

 

レッスンでやるだけでは不十分なので(わかった気になっているから)その日から家で反復したいのです。

 

毎日できなくても、集中して動かす。そして動きの意味を考える。

 

そうすることで動きのクオリティが上がり、より強く記憶を上書きすることができるからです。

子どもはなんどもなんども同じ動きを繰り返して、試行錯誤しながらからだを動かすことができる範囲を広げていきます。

 

私たちが新しいことを身につけるときは、試行錯誤をしながら子ども以上に反復しなければ、古い習慣がヒョイと頭をもたげてしまうのです。

 

また、子どもが動きを獲得するとき(例えば赤ちゃんが立てるようになるプロセス)には誰に習うこともありません。

 

自分のからだを「快適に」動かすことができる位置(中心)を感じながら、からだが倒れてしまわないように中心と末端ができるだけ同じように動くようにコントロールしているだけなのですが、成長とともにその感度が鈍くなっているのでしょうか…

 

次回予告

来月は「関節の可動域を拡げる」ということをやっていきます。

 

今月より動きを増やしていくので、それまでしっかり「動きでからだを整える」ということを高いクオリティでやっていきましょう!

新しいシーズンが始まりました!

グループエクササイズとワークショップ

2019年、BODYWISEでは新たにグループエクササイズを始め、今週がその始まりの週でした。

スタジオをオープンしたころから、グループエクササイズはやってないの?とは聞かれていましたが

 

自分自身が納得のいくクオリティを考えていたので、ずいぶんと時間がかかってしまいました。

 

でも時間がかかった分、自信を持っておすすめできるグループエクササイズになっています。

 

金曜日の夜のクラスはすぐに定員に達してしまったのですが、時間の設定が難しいですね。

 

平日の昼間は参加できる方が限られてしまいますし、日曜日の午前中は休みが潰れるからか敬遠されがちに思えます。

それでも「参加したかった」という声をいただくので、新たに4月スタートのクラスを新設しようかと考えています。

 

グループエクササイズは1年かけて、からだを1歳以上若返らせるをコンセプトにしています。

 

ゆっくりじっくり、自分の習慣から、暮らしを作り変えるエクササイズです。

 

よく知られているヨガやピラティスが、型に合わせてからだを動かすエクササイズだとすれば、

 

自分のからだを通して感じたこと経験したことを具体的な形に変えていくためのエクササイズというとわかりやすいのかもしれません。

 

一人一人、からだも暮らしも異なりますから、みんなと一緒というのはちょっと違うような気がするという方には喜ばれると思っています。

 

何がどう違うの??

グループエクササイズが「からだのがっこう」でワークショップが「からだの話」なので、どう違うの??ということを聞かれるのですが

グループエクササイズは、エクササイズがメインとなり、からだを動かしながらからだの変化を感じながら、少しずつ知識をつけていくことを想定しています。

 

ワークショップでは、どういったメカニズムでからだが動いているか、動きを科学すること、理解することがメインになり、からだを動かす機会は少なくなります。

 

例えば、グループエクササイズで使うものはトレーニングツールですが、ワークショップで使うものは文献であったり骨格標本だったりします。

 

どちらも動くことには変わりはないのですが、グループエクササイズでは実践的なことを、ワークショップではその裏付けを学ぶと考えてもらえるとわかりやすいのではないでしょうか。

 

ちなみにワークショップのテーマは「骨盤と呼吸」というものでした。

 

骨盤と呼吸の話についてはまた後日改めてエントリーを書きたいと思いますが、

 

からだのことについて3時間じっくり話を聞いてみたいという方は、ぜひワークショップにご参加ください。

骨盤を締めようとすることで生じる悪循環、おなかはポッコリ膨らんでたい!

腰が痛むのは、骨盤が歪んでるからだ。

きっと骨盤が緩んでるから、歪んでしまったに違いない!

 

そうして、せっせと骨盤を締めるためにあれこれエクササイズをしていませんか?

 

残念ですが、いくら骨盤を締めても腰痛は根本的に良くなりませんし、歪みも治りません。

 

そもそも骨盤を締めるためには、骨盤の底にある筋肉(骨盤底筋)が動かないと締まりませんし

 

骨盤の底を締めようとしても、骨盤の上部は開いてしまいます。

これは骨盤の底にある筋肉を上から眺めた図になります。

 

骨盤は、複数の骨が集まって、すり鉢型をしていますが、すり鉢型の底がぎゅーっと締まっていくと…

 

すり鉢の上の方は逆に開いていってしまいます。

 

もし、骨盤がドラム缶のような円柱状のような形だったとしても同じことです。

 

なぜなら、骨盤は内臓にとってのハンモックのようなものなので、しっかりと重さが伝わった方が “すり鉢状” の骨盤は閉じようとするからです。

 

骨盤の底(骨盤底筋群)に内臓の重さがしっかりと伝わった時、骨盤底筋群はその重みで伸ばされます

 

そもそも、歪みって骨盤だけで起きているのでしょうか

多くの人が、骨盤の歪みを気にするのが不思議でならないのですが

 

骨盤だけが歪むと思っている人は、足が地面についていないのでしょうか。

 

私たちだけでなく、地上で暮らす全てのものには1Gという重力が加わっていて、重さが上から下へと伝わります。

 

そして重さが下に伝わったと同時に、反発する力(斥力)がからだを上がっていきます。

 

地面にボールを叩きつけたら、ボールはぽーんと跳ね返りますよね?

 

そもそも骨盤が歪むのなら、当然その終わりの足も歪んでないといけないわけですが、多くの方は骨盤が歪んでいると言われると思考が止まってしまうようです。

骨盤が歪んでいるなら、また接地している足も歪んでいるはずで、むしろ足が正しく地面を捉えることができていないから、骨盤が、そして背骨が、そして肩や首が歪んでしまうのです。

 

足がしっかり地面を捉えることができていないのに、骨盤をギュウギュウに締めてしまえば、股関節は可動域を失い、足はさらに不安定な状態になってしまうわけです。

 

基礎が傾いた家が傾くように、不安定な足元ではからだが安定することは難しくなるので、一層骨盤を締めてしまうわけです。

 

考え方を変えてみましょう!

 

一般的に骨盤を締めるということは、左右2本ある足(軸)を1本になるかならないかぐらいに締めるという行為をさします。

 

昔、学校で習った「気をつけ」の姿勢です。

 

脚の(骨格的な)始まりは股関節ですから、骨盤を締めるという行為で2本ある軸を1本にし、そして不安定になるのです。

股関節は球面で骨盤と接していて、たくさんの筋肉がここを経由してからだを動かしていましたから

 

骨盤を締めるという行為は、からだ安定させるという本来の目的からは大きくズレてしまっています。

 

また骨盤を締めることで、からだの内側にある内臓は重さの伝える先を失ってしまい、宙ぶらりんになって不安定な重心をさらに不安定なものにしてしまうのです。

子どものおなかはポッコリと膨らんでいます。

 

犬や猫、クジラやイルカ、鳥やカエルなどの生き物のお腹もポッコリと膨らんでいます。

からだの内側の重さがしっかりと伝わることで、内側にスペースが生まれ、動きが大きくなるのに、自分からそのスペースを潰してしまっているのはなんとも勿体無い話ではないでしょうか。

きれいに開脚をするためにも、股関節に力を入れてお尻を締めるということはできれば避けたいものですね。

 

お尻はギュッとしているより、ぷりんっとしてた方がかんたんに開脚ができる。

開脚をするということは、股関節を動かすということです。

そのために、股関節の構造について触れていきましたが、股関節の構造についてはなんとなくイメージできるようになったでしょうか。

 

では股関節に対して直接影響を与える筋肉はどんなものがあるのでしょうか

 

まずは大腰筋、背骨からぐーっと骨盤を撫でるように下へと下がり股関節にひっついています。

ついで腸骨筋、これは太く短い筋肉が骨盤の内側から始まって股関節へ。

 これらの筋肉を合わせて「腸腰筋」と呼んだりするのですが、聞いたことはあるでしょうか。

 

余談ですが、テレビや雑誌で筋肉の名前を目にしたり、耳にすることもあると思うのですが、それがどこから始まってどこに続いているのか知らなければ、知識としてはあまり役に立ちません。

東京スカイツリー、エッフェル塔、ピサの斜塔、なまえを聞いたことはあるけど、どうやったらそこへ辿り着けるか知らなければ、その場所へは行くことができないのと似ています。

 

股関節に影響する筋肉はこれだけではありません。

中臀筋と小臀筋、これらは骨盤と股関節を外側で繋いで安定させています。

内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、梨状筋、おそらくここで名前を見ることがなければ一生知ることのないであろう筋肉たちは、骨盤の内側(深部)で股関節と繋がっています。

そして外側広筋、これは股関節と膝を繋いでいます。

 

背骨から始まり、膝まで、10の筋肉が股関節に直接的に影響を与えているということがわかりました。

 

左右を合わせると20になります。手足の指を合わせて20本ですから、それらを同時に動かすのと同じようなもの、20もの筋肉をそれぞれ意識して動かすなんて無理ですよね。

 

手足の指ならまだしも、名前も知らない、場所も知らない、あることすら知らない、動かし方も知らない筋肉を左右合わせて20もなんて無理に決まってます。

 

でも今回1つわかったことがあるのではないでしょうか。

 

股関節は、背骨から膝まで影響を与える大きな関節だということ。

 

大きな力を生み出すことのできる股関節ですが、膝や足首とちがって、関節が球体の動きをします。

 

関節が球面であるということは、安定性を得るためには複数の方向からの支えが必要になるということです。

 

複数の方向というのは、球体へと力を伝える可能性のある全方位のことになるので、日ごろ脚を決まった方向、決まった方法でしか動かさない人は、股関節の安定性が悪いということが言えます。

 

え、そんなことないよ!と思うかもしれませんが、安定というのは、固定と違うのです。

 

安定というのは、いつでも球面にかかった力をどこにでも受け流せる状態のことをいいます。

 

一方で、固定というのは、球面にかかった力を一定の方向にしか受け流せない状態のことをいいます。

 

お尻をキュッと縮めていると、縮んだ筋肉によって力の伝わり方を止めてしまうのが想像できます。

 

股関節は、背骨から膝まで影響を与える大きな関節だからこそ、

特的の筋肉を緊張させることなく、全ての筋肉がリラックスした状態で、

つまり、立ったばかりの子どものようにお尻がプリンとした状態でいたいのです。

開脚ができるようになるためには…

これまでに、開脚ができた方がいい理由を上げていきました。

 

開脚ができた方が、いろいろと良いことはありそうだけれども、なかなかできないのが開脚。

 

太ももの裏側だったり、内腿だったりがピーーンと引っ張られて、やる気はあるのに痛すぎて挫折してしまう。。。

 

わかるわかる、わかります。

わかるけれど、それはやり方が間違ってるんです。

 

自分自身、若いころは開脚ができるようになるなんて思いませんでしたし、

 

からだも固くて、それこそ開脚なんてできなくても何も変わらないぐらいに思ってました。

 

今思えば、そんなことだから椎間板ヘルニアで医師から最終宣告を受けることになったわけですが

 

替えの効かないからだのことを思って、真剣にからだと向き合い、試行錯誤を繰り返し、やっとの事で開脚ができるようになりました。

コントロールができなくて、最後めちゃくちゃびっくりしてますが、これが初めて股関節がぐりん!!となった瞬間です。

 

感の良い方はわかったかもしれませんね、そう!開脚というと、脚を広げる印象がありますが、

 

動かしているのは股関節です

 

つまり、開脚をするには股関節の構造を知ることが大切になるのです。

 

努力しなくても開脚ができる場合、股関節の動かし方が上手いということなんでしょうね。

 

では股関節がどのようになっているかを見ていきましょう。

骨盤に、太ももの骨(大腿骨)がしっかりとはまってますよね!

 

これが股関節(Hip Joint)です。

 

まっすぐはまっているのではなく、最後の方がグッと曲がっています。

 

下から突き上げるように骨盤と接点を持つのではなく、少し緩やかな角度をつけて結合してるのは

この骨盤と接しているドーム状の部分へ均等に力を伝えることができるようになるためなんですね。

 

ということは「脚が骨盤からまっすぐに伸びている」と考えていたら、しっかりと股関節を動かすことができていないということになりますから、開脚をするのは難しくなるかもしれません。

さらには大腿骨より下の部分の位置関係までが、変わってくることになるでしょう。

 

開脚をすることとはなんら関係がないように思えるかもしれませんが、このように解剖学的なことからは、からだの構造から動きを紐解くことができるヒントを得ることができるのです。

つまり、足から脚へと伝わってきた力は、きっちりと股関節へと伝わることで、股関節が回転することができるようになり、開脚をすることができるようになるということがわかります。

股関節を動かすということ、日常生活の中でできていますか??

 

開脚ができた方がいい理由とは

嬉しいですね!

今年、年始に書いた”開脚”についてのエントリーに反応が出てきました。

 

健康ブームですし、開脚本も結構売れているようですから、開脚できるようになりたい人は多いのかもしれませんね。

 

でも、開脚できるようになりたい動機って何なんでしょうか。

 

なんかかっこいいから??

 

なんとなく開脚できることに憧れているから??

 

開脚できた方がパフォーマンスが向上しそうだから??

 

理由は色々あっていいと思いますが「なんとなく…」という類の理由では、なんだかちょっともったいないかなと思います。

 

開脚ができるといい理由

一番の理由としては、からだを支えている下半身のコントロールができるようになることではないでしょうか。

二足歩行をしている私たちは、上半身と下半身のつながりが明確になることで安定感を得ることができます。

 

腰が痛くなるのは、腰部の筋肉をぎゅっと硬くしてしまうからに他なりません。

 

上下での力の受け渡しがスムースに行うためには、腰部〜臀部の筋肉を固くしてしまうことはマイナスです。

 

上層階に上がるために、中層階で必ず乗り換えないといけないエレベーターはあまり役に立ちませんよね。

 

筋肉は必ず「伸び縮み」できないと、その役割を果たせないので、腰部から臀部(骨盤周辺)を固めてしまうと本来の機能を発揮できないのです。

 

つまり、固めるだけではコントロールしているとは言えず、からだをうまく使えているとは言えないのです。

 

うまく使えていないということは、爆発的な力を発揮することも、安定させることもできていないということになります。

競走馬の世界では、臀部〜腰部にかけて(つまり後脚の付け根)がしっかりしている方が早く走れると言われています。

 

競走馬に限らず、私たちもアスリートをはじめ運動をする場合、脚がしっかりしている方がパフォーマンスがあがります。

 

こうした点からも、骨盤周辺を思い通りにコントロールできるようになるためには、開脚ができた方が良いということになります。

 

開脚をするために必要なことは…

からだを安定させ、爆発的な力を生みだすために開脚が有効なことはわかりました。

では開脚をするためには、どんなことが必要なのでしょうか。