有機的なからだで有機的な作物を育て、有機的な暮らしをつくる

有機的な農業と有機的なからだ、有機的な暮らし

ずっと温めていたプロジェクトをこの春からスタートさせます!

今日食べたもので明日のからだは創られる

いつの時代からか、畑で野菜を作るときによく分からない名前の”クスリ”を使うようになり、食べものにも同じようによく分からない名前の”クスリ”を使うようになった。

それは安全性のためと言ったり、生産性を高めるためと言ったりされているが、本当に必要なのだろうか。

生産性を高めるため、根まで枯らすというのが売り文句のグリホサート(除草剤)を使用したものをあえて選ぶだろうか。

私たちのからだは、私たちが食べるもので創られる。

であれば、私たちが食べるものは、私たち自身で作ることができた方が安心だ。

 

土壌を育て、からだも育てる

種を蒔けばなんでも勝手に育つわけではない。

子どもを持って分かることがあるなんて言うが、畑をやってみると分かることがたくさんある。

何かを育てるということは、大きな労力を必要とする。

それを機械に任せ、クスリに頼ると、一見生産性が上がったように思えるかもしれないが、長期的視点から考えると実はそうではない。

事実、日本各地で耕作放棄地は広がり、ほったらかしの山林が増え、人口が減少し地方は困窮している。

地道な作業かもしれないが、からだを動かし、作物を育て、地域を育て、子どもを育てることは未来を創ることだと言えるのではないだろうか。
ある意味で、からだは絶対にじぶんを裏切ることはない。

メンテナンスを怠れば、コンディションは落ち、不摂生はそのままからだに現れる。

エネルギーが不足しても過多になっても、からだを動かすのが難しくなる。

不整地での労働は、体幹が安定していないと困難を極めるため、からだも育むことができる。

からだを動かすことがしんどいと思われているが、楽にからだを動かす方法を探るのがトレーニング的要素を持っている。

からだが大きくても、小さくても、意のままにからだを動かし、働き、休養で回復を促すことができれば一定のパフォーマンスをずっと継続することができる。

幾つになっても経験を重ねている分だけ、からだを動かすことに関しては巧みになることができる。

これはスポーツの第一線で続けることは難しいが、日常生活のなかで続けることは可能だと考えられる。

高齢者の転倒予防エクササイズから、トレーニングの本質を考える

からだは全体が連動して動き、不測の事態においてもとっさに反応できる鋭敏さが必要だ。

 

 

何のためにそれを行なっているのか?

健康維持のため、転倒予防のため、競技能力を高めるため、などなど…

 

エクササイズやトレーニングという言葉は様々なシーンで耳にしたり、口にしたりするが

 

全てのエクササイズは「何か目的があり」それを達成するために行われるべきものである。

 

また、からだは意識せずとも全体が連動して動くものである。

 

動きに全体性があるということは、腕の筋肉だけを動かしたり、太ももだけを動かしたり、腹筋だけを縮めることに何の意味があるのだろうか?

 

目的の達成のために行われるものが、エクササイズ(またはトレーニング)であるならば

 

一般的に筋トレと言われる(スクワットや腕立て伏せのような)機械的に同じ動きが、その目的を達成することに繋がるのかよく考えてみてほしい。

 

転倒予防のために太ももの筋肉を…といってスクワットを何百回と繰り返したところで

 

両足がしっかりついた状態で、股関節をひざ関節を同時に曲げながら、転倒しそうになる転ぶ場面なんて、生きている間に遭遇することはほぼないだろう。

 

この世の中は重力によって支配されている

質量があるものは、引力(重力子)の作用によって下へ下へと引っ張られる。

 

つまり大地に根を張る植物と同じように、私たちは大地に足をつけて暮らしている。

 

大地に足をつけてと書いたが、重力子により地表へと質量が伝わりながら生活させられているというのがより正確な表現だ。

 

このことから考えると、脚を思うように動かせない人は、当然のように上体を思うように動かすことができない。

 

言い換えるなら、からだの重さを脚へと伝えることができていないので、その反発を伝えることができないということだ。

 

 

効果的なエクササイズとは…

いろんな場面での運動指導、エクササイズ、トレーニングがあるが、基本となるのは脚、つまり基礎の安定なくして運動能力の向上、運動機能の改善はない。

 

繰り返すようだが、足を十分に動かすことができなくなるということは、停滞を意味する。

 

停滞すると、からだの巡りも悪くなる。

 

巡りが悪いというのは代謝の低下でもあり、回復力の低下でもあり、免疫力の低下でもある。

 

私たちのからだの60%が水分だと言われているが、その水止まることで様々な弊害が生まれてくる。

 

楽に立つことができない人に、楽に歩くことができるわけがないし、走ることなんて尚更だ。

 

楽に自分のからだを支えることができない人に、楽にからだを動かすことができるわけがない。

 

苦労をして、からだを孤立してトレーニングをしたとしても、足を自由に動かすことができないのであれば、下半身との連動は絶対に生まれることはない。

 

例えば、面白くもないスクワットを「転倒予防」だと称して、何のためかもわからず、考えさせることもせず、ただテレビや雑誌の2次情報として伝えたところで、本当に転倒を予防できる可能性は限りなく低い。

 

トレーニングやエクササイズは「目的を達成するため」に行われるべきものであり

 

それらは、筋肉と神経系の関係性が瞬時に向上し、すぐにからだで感じることができる変化を促すプロセスである。

 

筋肉が大きくなる量的変化は、瞬時に現れる変化を感じながら継続した結果、見られる変化である。

 

つまり、瞬時で変化を感じることができず、しばらく毎日続けてやっていると筋肉の質量が増えるからそれまで頑張って続けて行きましょう!なんてものはエクササイズでもトレーニングでもない。

 

そもそも実感の伴わない、楽しくないことは続けることすらできないし

 

その変化を感じるまでの期間がどのぐらいあるのかわからないのに、毎日続けることなんてできない。

 

一般的にからだは20歳までに成長がピークを迎え、そこからは緩やかな下降曲線を辿るといわれているので、高齢者になれば尚のこと、先が見えないもののために努力をすることは困難である。

 

からだ全体が連動して動き、不測の事態においてもとっさに反応できる鋭敏さが必要になる。

無意識下でもとっさに反応ができるために行うものがエクササイズであり、トレーニングであって、日々変化のないルーティンワークがそれなのではない。

シチュエーションが毎回微妙に変わり、毎回微妙な修正をし、より無意識下でも勝手に反応ができるまでになると、安定した足元からは床反力(斥力)が、脚を伝って骨盤へと伝わり、背骨を伝って全身の隅々へと瞬時に駆け上がる。

自分で考えながら動く、思考と行動を同時に行うものこそ、私たちの暮らしを豊かにしてくれる本質的な動きではないだろうか。

 

加齢ではなく、華やかに麗しく歳を重ねられる人生を!

ロコクロ体操倶楽部 ~しなやかに歳を重ねるための運動教室~

 

黒潮町社会福祉協議会 佐賀支所での運動教室も、おかげさま今年で3年目を迎えました。

 

自立した生活を送るため、また自分自身の健康維持のため、ここでしか会うことのないお友達との交流を楽しむため、色々な目的があるとは思いますがたくさんの方が足を運んでくれています。

エクササイズ(運動指導)というと、どうしても若い人がするものとイメージがあるかもしれません。また、この歳になったから…という消極的なイメージがあるかもしれません。

 

もちろん、積極的な気持ちで参加してくれてる方々も多いのですが、まだまだもっと多くの人に伝わり広がっていくと良いなと思います。

 

ここ黒潮町では、人口の約半数が65才以上の高齢者となっています。

人生100年時代に突入したと言われる昨今ですが、元気で生活をすることができないと本当の意味での健康寿命が伸びたとは言えないのではないでしょうか。

 

高齢者に必要な運動とは?

 

昨今、健康維持のため、機能改善のため運動が必要なことは広く周知されていますが

高齢者に必要な運動とは、腹筋背筋に代表されるような筋トレや、体脂肪率や血中コレステロール値をコントロールするための有酸素運動なのでしょうか?

 

もちろん、そうした運動も意味がないわけではありませんが、そうした方々に必要なことは

 

足元が不安定で転んでしまうかもしれないという恐怖心(不安)を、自分でからだを動かすこと(体操)で克服することができるという成功体験(自信づくり)であったり

 

日々の暮らしの中で、苦労することなくからだを動かし続けることができる自分のからだへの信頼づくりではないでしょうか。

 

 

運動を、ただの運動で終わらせない!質の高い暮らしを送るために

運動において、ただ与えられたものを決められた回数だけ行えば、全ての人に同じ結果が出るなんてことはありません。

機能改善や、体力向上が必要な方への運動は、運動処方であるべきではないでしょうか。

つまり

 

なぜ?そのような状態にあるのか?

その状態を改善するためには、どのようにすれば良いのか?ということを考え

そのために道理を知り、その理に沿いながら目標達成のため積極的に取り組む必要があります。

 

私たちは、幾つになっってもどこにいても、地に足をついて、からだを支えて暮らしています。

 

地面についている足が不安定では、上体の重さを十分に伝えることができないまま動くことになります。

 

つまり、脚をどれだけ自由に動かせるかということは、上体を安定させることにも繋がり、結果として、からだに対する不安を克服することに繋がります。

 

そのことは「自由に動かすことのできるからだ」で自分の人生を生きるということへと繋がりますし、それは巡り巡って、介護医療費や介護費などの支出を圧縮することにも繋がり、本当の意味での人生100年を豊かに暮らすための土台づくりとなります。

 

このような機会が地域に広がり、地域での包括的な生活づくりができるよう、各々がまずは自分の足元からモデルプランを作っていってもらいたいなと思います。

 

ひとりだとできることは限られる、でも二人三人と人が増えれば比例的にできることが増えていく

 

今はまだ、1つの自治体のある地域限定の話ですが、高齢化が進むことが予測される社会において「自立した生活を送ることができる」というのは今から進めておく必要がある急務であると考えます。

 

 

各自治体や、施設のみなさま、また親元から離れた所にお住いの方でこのエントリーを読んで共感をしていただけましたら、どうかこうした機会への参加を促していただけませんでしょうか。

 

必要なら運動指導へも伺いますし、これまでの経験をもとに人材の育成にも取り組みたいと思っています。

 

どうか簡単な声がけで結構ですので、みなさまのご協力、サポートをいただければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

4月22日、玉姫様の日の特別レッスンはヨガとコンディショニング!

腰痛と肩こりに悩む方へ

4月の「からだのがっこう 特別編」は
    22日(月)18:00〜18:45

定員6名

参加費 1000円

PayPayでのお支払いは500円 (今月だけ!)

 

お申し込みはこちらからオンラインでどうぞ!!

 

 

PayPayでは新規登録者には残高500円がチャージされるので、実質0円になってお得です!

 

からだを動かしやすい服装で、スマホだけ持って腰痛肩こりをスッキリさせにきませんか?

 

からだがスッキリすると、前向きな気持ちにな理、新しいことにもチャレンジしたくなりますよ!!

 

 

 

 

この春、新しく習い事を始めたい方へ

 

BODYWISEでは週に1回のヨガのレッスンも行なっています。

毎週水曜日10:00〜 ヨガクラスの様子

これまでは昼間のクラスだけでしたが、この日は夜のクラスも行います!!

やさしいヨガ(特別編)

講師は Shimanto Yoga Space 主宰の FUMIE 先生です。

22日 (月) 19:15〜20:00
定 員 5名
参加費 1000円

*レンタルヨガマット(無料)をご用意しますので、動きやすい服装と飲み物をご持参ください。

 

お申し込みはこちらから、こちらも24時間オンラインで予約が可能です!

 

今年は新たな元号のスタートにもなる、始まりの1年になりますし

これまでの生活や運動習慣を見直して、新しいじぶんの始まりにしてみませんか?

BODYWISEでは小規模・少人数のエクササイズクラスなので、より細かい所に、より個人に合わせた運動指導、健康相談が可能です。

この機会に、ぜひ足を運んでみてください!!

 

BODYWISEの玉姫様の日

毎月22日のスペシャルプログラム

 

玉姫様の日って?

土佐一条家2代目房冬の夫人が、天文16(1547)年8月22日、中村に没したと伝えられており

玉姫様の命日にちなんで「玉姫様の日」として四万十市の商店街振興組合連合会の女性部が1日だけの感謝デーとしています。

 

BODYWISEではこの日だけの特別プログラムを用意してお待ちしています。

 

現代日本の約4割が腰痛に悩むとされていますが、からだが痛かったり不調があるとなんともなりません。

 

日々仕事に忙しく、休日も家のことで忙しく、自分のからだと向き合うことが難しい現代社会

 

せめてこの日ぐらいは自分のからだと向き合ってほしいという思いで、玉姫様の日に簡単なエクササイズで「腰痛・肩こり」を改善できるプログラムを企画しました。

エクササイズで治るわけがない、良くなるわけがないと思うかもしれませんが

残念なことに、120%の自信を持って良くなります!

平日だったり、休日でも時間が合わなかったりするかもしれませんが、タイミングが合えばぜひご参加ください。

満足いただけなければ参加費をお返しします!

 

玉姫様の日を一緒に盛り上げてくれる方も募集します!

BODYWISEには「からだの叡智」という意味があります。

BODYWISEからからだに良いことを発信したい方がいらしたらぜひご連絡ください。

“泊まるともらえる特典で遊ぶ・楽しむ” キャンペーン延長のお知らせ

からだと向き合う四万十の旅

 

四万十市観光協会のお得なキャンペーンのお知らせです。

 

期間中、四万十市または黒潮町の宿泊施設を利用すると、1000円OFFの割引券がもらえます。

2020年3月31日までキャンペーン期間が延長されました!

BODYWISEでもご利用いただけますので、これを機に四万十川まで足を伸ばしてみませんか?

 

他にもマリンアクティビティや、アウトドア体験など、五感で自然を感じるアクティビティがいっぱいです!

 

10連休のゴールデンウィークは混雑が予想されますが、ぜひボディワークを受けて四万十川周辺の自然を五感で感じてみませんか?

からだの話:骨盤と呼吸

からだは連動する

骨盤と呼吸が深い関わりを持っているってどれだけの人が思っているでしょうか。

 

呼吸をサポートしているのは呼吸循環器なのに、骨盤が関わってくるなんて…

 

だけど、どう考えても骨盤と呼吸には深い関わりがあるんです。

骨盤と骨盤底筋群

全体としてのシステムとして機能する

例えば、こうしたイメージがあるとわかりやすいと思うのですが、呼吸によって横隔膜が上下することで、骨盤へも影響を与えます。

呼吸に関わる内部空間の変化 pintarestより引用

呼吸によって私たちは、体内に変化が生じます。

 

お風呂に入っているとき、深呼吸をすると浴槽からお湯が溢れますよね?

 

呼吸によって体積に変化が生まれています。

 

水圧によってからだは潰れそうになっているのに、呼吸によって楽々と形状を変え、環境に変化を及ぼすのです。

 

呼吸によってお湯が溢れるのは、呼吸循環器系だけの変化でしょうか?

 

お湯が溢れるとき、胸から上だけのお湯が溢れるのでしょうか?

 

浴槽全体の変化があり、結果としてお湯が溢れたのではないでしょうか。

同じように、からだも胸のスペースだけではなく、からだ全体での変化があったと考えることができます。

 

全体で機能したときの個別の働きはどうなっているのか

 

呼吸をしている時の呼吸器系の動きというのは、なんとなくイメージがつきますが、骨盤はどのように機能しているのでしょうか。

 

そもそも横隔膜が動くのですから、対角にある骨盤底筋群が動くのは当然です。

 

骨盤に付着している筋肉が動くわけですから、骨盤自体も動くということになります。

骨盤は3つの骨から構成されていて、筋肉や靭帯などの結合組織によって連結され、上肢と下肢に力を振り分けるからだの中心の名称ですから、骨盤を構成するそれぞれの骨の機能は互いに異なるのです。

 

全体がシステムとして機能するのであれば、個としての機能がアップデートされると、全体のシステムも同じようにアップグレードするわけです。

 

からだへの本質的な理解を深める

ワークショップでは、「骨盤が歪んでいると…」というような、テレビや雑誌で取り上げている話ではなく、自分のからだのことをもっと知りたいと思う話をしていきます。

ここでしか聞くことのできない、ここでしか体験できない、唯一無二な経験です。

 

骨盤について、それを構成する「腸骨」「恥骨」「坐骨」それぞれの役割と働き、それらがどのように連動してどのようなシステムとして機能しているか、それによってからだがどう変化するか興味がある方は、からだの話に参加してみてくださいね!

 

 

 

骨盤を締めようとすることで生じる悪循環、おなかはポッコリ膨らんでたい!

腰が痛むのは、骨盤が歪んでるからだ。

きっと骨盤が緩んでるから、歪んでしまったに違いない!

 

そうして、せっせと骨盤を締めるためにあれこれエクササイズをしていませんか?

 

残念ですが、いくら骨盤を締めても腰痛は根本的に良くなりませんし、歪みも治りません。

 

そもそも骨盤を締めるためには、骨盤の底にある筋肉(骨盤底筋)が動かないと締まりませんし

 

骨盤の底を締めようとしても、骨盤の上部は開いてしまいます。

これは骨盤の底にある筋肉を上から眺めた図になります。

 

骨盤は、複数の骨が集まって、すり鉢型をしていますが、すり鉢型の底がぎゅーっと締まっていくと…

 

すり鉢の上の方は逆に開いていってしまいます。

 

もし、骨盤がドラム缶のような円柱状のような形だったとしても同じことです。

 

なぜなら、骨盤は内臓にとってのハンモックのようなものなので、しっかりと重さが伝わった方が “すり鉢状” の骨盤は閉じようとするからです。

 

骨盤の底(骨盤底筋群)に内臓の重さがしっかりと伝わった時、骨盤底筋群はその重みで伸ばされます

 

そもそも、歪みって骨盤だけで起きているのでしょうか

多くの人が、骨盤の歪みを気にするのが不思議でならないのですが

 

骨盤だけが歪むと思っている人は、足が地面についていないのでしょうか。

 

私たちだけでなく、地上で暮らす全てのものには1Gという重力が加わっていて、重さが上から下へと伝わります。

 

そして重さが下に伝わったと同時に、反発する力(斥力)がからだを上がっていきます。

 

地面にボールを叩きつけたら、ボールはぽーんと跳ね返りますよね?

 

そもそも骨盤が歪むのなら、当然その終わりの足も歪んでないといけないわけですが、多くの方は骨盤が歪んでいると言われると思考が止まってしまうようです。

骨盤が歪んでいるなら、また接地している足も歪んでいるはずで、むしろ足が正しく地面を捉えることができていないから、骨盤が、そして背骨が、そして肩や首が歪んでしまうのです。

 

足がしっかり地面を捉えることができていないのに、骨盤をギュウギュウに締めてしまえば、股関節は可動域を失い、足はさらに不安定な状態になってしまうわけです。

 

基礎が傾いた家が傾くように、不安定な足元ではからだが安定することは難しくなるので、一層骨盤を締めてしまうわけです。

 

考え方を変えてみましょう!

 

一般的に骨盤を締めるということは、左右2本ある足(軸)を1本になるかならないかぐらいに締めるという行為をさします。

 

昔、学校で習った「気をつけ」の姿勢です。

 

脚の(骨格的な)始まりは股関節ですから、骨盤を締めるという行為で2本ある軸を1本にし、そして不安定になるのです。

股関節は球面で骨盤と接していて、たくさんの筋肉がここを経由してからだを動かしていましたから

 

骨盤を締めるという行為は、からだ安定させるという本来の目的からは大きくズレてしまっています。

 

また骨盤を締めることで、からだの内側にある内臓は重さの伝える先を失ってしまい、宙ぶらりんになって不安定な重心をさらに不安定なものにしてしまうのです。

子どものおなかはポッコリと膨らんでいます。

 

犬や猫、クジラやイルカ、鳥やカエルなどの生き物のお腹もポッコリと膨らんでいます。

からだの内側の重さがしっかりと伝わることで、内側にスペースが生まれ、動きが大きくなるのに、自分からそのスペースを潰してしまっているのはなんとも勿体無い話ではないでしょうか。

きれいに開脚をするためにも、股関節に力を入れてお尻を締めるということはできれば避けたいものですね。

 

お尻はギュッとしているより、ぷりんっとしてた方がかんたんに開脚ができる。

開脚をするということは、股関節を動かすということです。

そのために、股関節の構造について触れていきましたが、股関節の構造についてはなんとなくイメージできるようになったでしょうか。

 

では股関節に対して直接影響を与える筋肉はどんなものがあるのでしょうか

 

まずは大腰筋、背骨からぐーっと骨盤を撫でるように下へと下がり股関節にひっついています。

ついで腸骨筋、これは太く短い筋肉が骨盤の内側から始まって股関節へ。

 これらの筋肉を合わせて「腸腰筋」と呼んだりするのですが、聞いたことはあるでしょうか。

 

余談ですが、テレビや雑誌で筋肉の名前を目にしたり、耳にすることもあると思うのですが、それがどこから始まってどこに続いているのか知らなければ、知識としてはあまり役に立ちません。

東京スカイツリー、エッフェル塔、ピサの斜塔、なまえを聞いたことはあるけど、どうやったらそこへ辿り着けるか知らなければ、その場所へは行くことができないのと似ています。

 

股関節に影響する筋肉はこれだけではありません。

中臀筋と小臀筋、これらは骨盤と股関節を外側で繋いで安定させています。

内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、梨状筋、おそらくここで名前を見ることがなければ一生知ることのないであろう筋肉たちは、骨盤の内側(深部)で股関節と繋がっています。

そして外側広筋、これは股関節と膝を繋いでいます。

 

背骨から始まり、膝まで、10の筋肉が股関節に直接的に影響を与えているということがわかりました。

 

左右を合わせると20になります。手足の指を合わせて20本ですから、それらを同時に動かすのと同じようなもの、20もの筋肉をそれぞれ意識して動かすなんて無理ですよね。

 

手足の指ならまだしも、名前も知らない、場所も知らない、あることすら知らない、動かし方も知らない筋肉を左右合わせて20もなんて無理に決まってます。

 

でも今回1つわかったことがあるのではないでしょうか。

 

股関節は、背骨から膝まで影響を与える大きな関節だということ。

 

大きな力を生み出すことのできる股関節ですが、膝や足首とちがって、関節が球体の動きをします。

 

関節が球面であるということは、安定性を得るためには複数の方向からの支えが必要になるということです。

 

複数の方向というのは、球体へと力を伝える可能性のある全方位のことになるので、日ごろ脚を決まった方向、決まった方法でしか動かさない人は、股関節の安定性が悪いということが言えます。

 

え、そんなことないよ!と思うかもしれませんが、安定というのは、固定と違うのです。

 

安定というのは、いつでも球面にかかった力をどこにでも受け流せる状態のことをいいます。

 

一方で、固定というのは、球面にかかった力を一定の方向にしか受け流せない状態のことをいいます。

 

お尻をキュッと縮めていると、縮んだ筋肉によって力の伝わり方を止めてしまうのが想像できます。

 

股関節は、背骨から膝まで影響を与える大きな関節だからこそ、

特的の筋肉を緊張させることなく、全ての筋肉がリラックスした状態で、

つまり、立ったばかりの子どものようにお尻がプリンとした状態でいたいのです。