「体幹」を正しく理解する②

体幹を正しく理解する①より

お腹を縮めることで不調が作りだされる

「体幹」というと、割れた腹筋がその指数になるように思われていますが…

からだの外側が変化すると、内側も同様に変化するので

お腹をぎゅっと縮ませた状態でいると、その内側にある内臓をぎゅっと圧迫します

圧迫された内臓は、押しつぶされることになり、正しく機能できなくなります

さらに重力がかかることにより、お腹よりうえにあるものの重さが加わります

お腹の内側の空間も、その空間にある消化器系も上から押しつぶされたようになります

腸は消化吸収だけでなく免疫を司る臓器ですから、長期的な視点で考えるとそうしたことにも影響が現れることが予想されます

妊娠中の方は内側のスペースが圧迫されることでお通じが出にくくなりますが、これはわかりやすい例ではないでしょうか

また、お腹(からだの前側)は縮めることができるのですが、からだの後ろ側は、背骨があるので縮めることができず、前後での張力に違いが出てきます

前側は縮み、後ろ側は伸ばされた状態になり、背骨はぐわんと前に被さるようになります

当然、背骨の一番上にある頭も前方へ倒れるので、結果的に背中が引っ張り出されるような姿勢になります

一番上にある頭が前方へ傾いてしまうので、骨盤を後ろに傾けることでバランスをとろうとするので、お腹がぽっこりしてしまう…

そしてさらに腹筋運動をしてお腹に収縮のパターンを記憶させ、腰痛や肩こり、さらには頭痛や股関節や膝の痛みも生み出してしまうのです

重力は骨格に影響を与えていますから

あたまと脚を繋いでいる背骨を伝って、本来あるべきポジションからずれた骨格に重さがのしかかり、痛みそして不調を生み出しているのです

痛みや不調は、筋力が不足しているから起きるのではありません

もちろん全ての場合がそうだとは言いませんが…

自分の重さ(重力)を受けるべき状態にいないこと、あるいは器官が正しく機能をしていないことを知らせるからだからのサイン(兆し)なのです

 

からだを動かしているのは、骨です

筋肉ではありません

筋肉はからだの中で骨がばらけてしまわないように繋いでいるだけなのです

 

からだで考えると難しく思うかもしれませんが、同じように空間を内在する構造物の「家」で考えるとわかりやすいのではないでしょうか

家を支えているのは、壁でもなく天井でもなく「柱」ですよね

家を建てるときは、棟上が済んでから内装にかかります

また耐震補強をしようとする場合も、壁を分厚くすることはせず、家の骨組みである柱と梁に対して筋交いを行うことが一般的ではないでしょうか

腹筋を固く縮めることで、からだの機能が正常に動かなくなる

このことからも、腹筋を固くするのが「体幹」トレーニングだというのは、誤った認識だと言えます

では本当の意味での「体幹」とはいったいどういったものなのでしょうか

 

ワークショップのご案内

11月のワークショップスケジュール

11月18日(日) @四万十市産業祭

❶子育てをしていてからだに疲れが溜まっていると感じる方(肩こり・腰痛など)
❷スポーツや武道を楽しんでいる方(筋力アップ・バランス能力向上)
❸農林水産業をしている方(セルフケア・疲労回復)

料金は各500円で、どなたでもご参加いただけます
お申込みはこちらから

 

11月21日(水) @四万十市立中村小学校
●小学生を対象にしたランニングワークショップ

中村小学校の児童
*参加には条件があります

11月23日(金) @土佐清水市
●脂肪燃焼運動教室

料金は無料で、土佐清水市在住で”国保”加入者のみご参加いただけます
詳細は土佐清水市役所 健康推進課までお問い合わせください

 

11月23日(金) @土佐清水市
●気持ちよく暮らすためのセルフケアエクササイズ教室

料金は2000円(シニア割あり)で、どなたでもご参加いただけます
お申込みはこちらから

 

11月25日(日) @Conditioning Studio BODYWISE
●間違いだらけの体幹トレーニング
*日頃トレーニングをしている方や、専門的な知識を持っている運動指導者向け
*他のワークショップとは異なり、より少人数で専門的な内容になっています

料金は4000円で、どなたでもご参加いただけます
お申込みはこちらから

 

 

やっと始まります!!

くろしお健康エクササイズクラブ

告知してから4ヵ月が経ってしまいましたが…

この11月から黒潮町佐賀地区で、高齢者のための運動教室をはじめます!!

ゆっくりかもしれないけれど、少しずつ想いが形になってきている実感があります。

からだを通して豊かな人生を拓けるように!

まずは育った町の、おじいおばあが今より元気に暮らせるための基礎を作ります!

 

少子高齢化の最先端から

ご存知ないかもしれませんが、高知県は老齢人口の割合が42.7%と全国で6番目で全国平均の10年先を行っています。

黒潮町の老齢人口はそれを上回る42.99%となっていて、高齢化社会の最先端を行っています。

黒潮町と一緒にとりくんできたロコクロ体操(ロコモティブシンドロームを予防する、黒潮町独自の体操)でも、参加者の平均はオーバー70!!!

つまり、この最先端を行っている地域で通用するモデルはきっと広く通用するということではないでしょうか。

ゆくゆくは幡多の6市町村、それがもっと拡がっていくのをイメージし、これまでの経験を活かしながら、いくつになっても好きなことが楽しめるいいからだ作りをサポートしていきたいと思います。

面白そうだな、なんか一緒にやってみたいなと思ってもらえるようがんばります☆

自分のことは自分でやろう! 〜高齢者を対象とした運動教室@高知県黒潮町〜

運動教室に参加する動機…

育った町で春から始まった月イチの運動教室も今日で6ヶ月が経過

この町の住民の半数はオーバー60だけど、畑をしてたり漁に出たりまだまだ元気!!

実際、この運動教室の参加者の平均年齢はオーバー70😲😲😲

最高齢は85歳だったと思う。

自分が85歳になった時、同じように運動教室に来るだろうか…

きっと動機は、長生きしたいとかじゃなくて

生きている以上、自分のことは自分で!みたいなことが動機になってるんだと思う。

今度、インタビューをしてみたいな〜!

 

からだについて新しいことを知るのも喜びになっているし…

運動教室でやったことを自宅でもやりましょうね〜!と言っても

ほとんどの人が家で行うこともなく、ニコニコしながら次のレッスンに来てくれる☆

きっと僕の話とセットでからだを動かすのを楽しみに来てくれてるんだと思う◎

健康なからだでいることも大事なことだけど、月に一度の運動教室を楽しみにしてくれているのも大切なことだなとも思う。

高齢者への運動指導の場合、腹筋が割れるようになるとか、体重体脂肪がどれだけになるとか、実はあまり重要ではなくて

楽しみとか生きがいとか学びとかモチベーションの維持みたいなことが重要なんじゃないかなと思う。

 

全ての年齢が混ざりながらできる運動教室へ…

高知に戻って来て、子どもとお年寄りへの運動指導をする機会が増えた。

彼らに共通しているのは、変化を感じることができる素直なからだを持っているということ。

子どもとお年寄りというのは一見対象的なグループだけれど、彼らがからだの変化を感じることができる運動指導は、その中間にいる僕たち生産年齢層にもバッチリ有効になる。

楽しみながら、子どもたちからお年寄りまで幅広い年齢が参加できる、そんな運動教室へと育っていってくれるといいな!

からだにはたくさんの叡智が備わっている

何歳になってもからだは良くなります!!

この日、ご紹介で来てくださったのは90代の女性

10年ほど前に転倒してから、常時、脚に痺れがあって

歩行はもちろん、日常生活で杖を手放すのが難しくなっていました。

一見すると姿勢も良く、歩行が困難な様子は伺えません。

左:ビフォー 右:アフター

しかし、ワークを終えて、改めて姿勢を比較してみると違いが明確になりました。

正面からみると、施術後の方がからだがふっくらとした印象になり、

デコルテが開いたことで、後方にあった重心も前方へと移ったことがわかります。

また、左右の足の重心もより均等になった様子が見て取ることができます。

 

からだは外部からの刺激に対して反応する

セッション中、からだを触れていると「あぁ、正常だと思っていたのにこんなに凝り固まっていたのか」とたびたび仰られていました。

脳は、からだに触れられることで、快適なからだの位置へのフィードバックを受け取ります。

からだで感じたことに対して、リアクションをし続けて私たちは安定して立っているのです。

ひとは、加齢と共にからだに対する負荷をかけないように、安全に安全に過ごす傾向があります。

もちろん、そのことは正解でも不正解でもありません。

ただ、からだにかかる負荷が小さくなればなるほど、からだが起こす反応も小さくなります。

重いものを持てば、からだは大きな力を出します。

大きな力を出そうとすると、より足元が安定していないと十分な力を発揮できません。

ちなみに、雪道でスタックした場合、タイヤの空気圧を少し抜くことで局面を打開することができるのですが、

これは、タイヤの空気圧を減らすことで地面との摩擦抵抗をより得られることができるからです。

加齢ともにからだへの負荷を減らすということは、地面へと伝える力(体重×加速度)を減らすということになります。

加齢とともに動きが少なくなったなら、からだへの負荷は増やし、関節もうまく使いながら地面へと伝わる力を大きくしてあげる必要があるということです。

からだは想像以上に繊細で巧妙なつくりをしている

重さに対しての耐性をつけるのではなく、重さに対していかに楽に動くかを感じ・考えながら動くのです。

そのためには自らの足でしっかりと大地を踏みしめている必要がありますし、

不安定な足元でも、からだ(強いては頭部)を安定させて立つことができる必要があります。

高齢者を対象とした運動指導に限らず、僕がいつも言っていることですが

からだにかかる負荷に対して、いくつもの動きの選択肢を備えることができるだけの知恵を身につけてください。

知恵というのは、こうなった時はこうするという一問一答のようなマニュアル的なものではありません。

いくつもの情報から、その場面に合わせた最適な解を導き出すことを言います。

そのためには「自分のからだがどう在りたいのか」を知ることから始めたほうが良いでしょう。

その上で、自分のからだの癖(行動・思考)に気づき、その癖を正すための処方を、自らの意思で行うことが必要になってきます。

いくつになってもからだは快方へと向かうことができます。

ただし、それは自分のからだに愛着と責任、そして勇気を持って、どこかで誤ってしまった動作・思考を再プログラミングしようとする覚悟があれば。。。の話です。

からだの不調は筋トレなんかしなくても良くなります!!

土佐清水市でのグループエクササイズのお知らせです

台風24号が接近していますが、、、

今週の土曜日は土佐清水市にある市立体育館でグループエクササイズを行います。

荒天の場合のみ、状況を判断して中止なる場合がありますので予めご了承ください。

からだの不調は筋トレなんかしなくても良くなります!!

むしろ誤った方法で筋トレなんかをしたりすると逆に悪くなることすらあります。

自分のからだのことを知らないでトレーニングをするのは、

地図を持たないで知らない街を歩くことと同じようなもの、、、

まずは一番良く知っている誰かに聞くことが近道だと思いませんか??

 

肩・腰・膝などからだに不調があって困っている方は、ぜひお誘い合わせの上ご参加下さい。

当日参加も可能ですが、受付をスムーズに行えるのでwebからのご予約をお願いいたします。

クービック予約システムから予約する

ワークショップ&グループエクササイズのお知らせ

ワークショップ&グループエクササイズのお知らせ

気がつけばもう9月はもくぜん!!

この夏は暑かったけど、暑かった分だけ秋の訪れが早くなるのでは、、、?

涼しくなった分、あたまもからだも動かしやすくなりますね!

この秋からのワークショップ&グループエクササイズをお知らせします。

9月8日(土)10:00〜/13:30〜(2部制) 土佐清水市 脂肪燃焼運動教室

こちらは土佐清水市にお住まいで、国民健康保険加入者を対象とした運動教室です。

検診の結果によって、市から運動教室の案内状が届いていると思いますが、

それ以外の方で、参加を希望される方は土佐清水市健康推進課へお問い合わせください。

 

9月8日(土)15:30〜17:00 からだのバランスを整える運動教室

運動をより効果のあるものにするための「自分でからだを整える」ワークショップです。

対象は特にありません、からだを動かすことができる方であればどなたでもご参加いただけます。

お申し込みはお電話のみとなっておりますので、予めご了承ください。

 

9月9日(日)13:30〜16:30 間違いだらけの体幹トレーニング

”体幹”という言葉が流行っていて、なんとなく分かった気になっていませんか?

ちなみに、お腹が割れるほどに固くするのは体幹トレーニングではありません。

では、どんなのが体幹トレーニングなのか、、、

気になる方はwebからお申込みください→→→クービック予約システムから予約する

 

9月15日(土)12:30〜14:00(午後) しなやかなからだを作る運動教室

9月29日(土)10:00〜11:30(午前) しなやかなからだを作る運動教室

*実施時間は、多少前後する可能性があります。

土佐清水市での仕事が増え「運動教室を行って欲しい」というご要望を多数頂きましたので

9月は試験的に、土佐清水市の運動教室で使っているセラバンドを使っての運動教室を行います。

「からだを鍛えると整える」が同時に行えて、からだについての学びを深めることができるクラスです。

お申し込みはLINE@、もしくはお電話で承ります。

友だち追加

 

10月からは幡多青少年の家で、子どもと保護者を対象としたワークショップも開催します。

詳細が決定し、お申し込みの受付体制が整い次第、告知させていただきます。

この秋はぜひ、いつもとは違ったスポーツの秋にしてみませんか?

みなさまのご参加、楽しみにお待ちしております。

高齢者のためのエクササイズ【股関節の可動域を改善する】

股関節の機能改善

転倒の原因にもなる股関節可動域の低下、脚力の低下ですが、

タオルを使ったエクササイズで、可動域を簡単に改善し、脚力を向上させることが可能になります。

関節可動域が広がることで、脚力も向上するので、運動を習慣づけるためにも効果的なエクササイズです。

 

介護を必要とする主たる原因

高齢者が自立した生活ができなくなり、介護が必要となる主たる原因は、

脳卒中や認知症に加え、運動器の障害(骨折・転倒・関節疾患)となっています。

グラフはベネッセスタイルケアより引用

 

なかでも転倒によって大腿骨など股関節周辺を骨折した場合は、からだを動かすことが困難になることが多いようです。

 

ロコモティブシンドローム(運動器障害)にならないように

転倒してからの対処となると、閉経後の女性なら骨粗鬆症のリスクがありますし、

股関節付近での骨折だった場合は、回復にも時間がかかるなど

個人のからだの状況によってできることが異なってきます。

 

怪我をするまでは、あたりまえに過ごしていた日常かもしれませんが

不意につまづいて転んだことで、その日常が遠ざかってしまうのです。

 

「自分は大丈夫」

 

そう思うのは誰しも同じです。

誰しも過信することはあるでしょう。

だけど猫が日々毛づくろいをするように、自分のからだが思い通りに動かせているか、

実際に動かしてからだで感じることも重要なことではないでしょうか。

 

歳を重ねた分だけ、賢く暮らそう

からだについて学び、実践し、日常に活かすエクササイズ教室

 

気持ちはまだまだ若い、だけどからだは同じようにパワフルには動かない。

だけど、歳を重ねた分だけ論理的に考え、賢くからだを使うことができることに気づいて欲しいのです。

地域を出ることなく、限らせた範囲でしか行動しなくなった方々かもしれませんが、

こうした行政サービスを通して、運動指導を提供することができれば、これから先、自立した暮らしを続けていくことができるかもしれません。