こんにちは、高知でコンディショニング トレーナーをしている小林です。
先日は地元黒潮町の“いけいけフェスティバル”で健康で活動的な暮らしを送るための
地域でボランティアリーダーをしている方々を対象にカラダのこと、健康のこと、
ロコモティブシンドロームのことなど時間を頂き、講師を勤めさせてもらいました
年齢はあまり関係ないのかもしれない
参加者の方々の多くは60才以上でしたが、すごくポジティブでパワーフルな印象を受けました
戦後、日本を支えてきた世代なんですからパワーがあるのは当然ですよね
「そのときどきの自分にできることに集中して色々なことに興味を持つ」
決して飾らず等身大の自分を受入れた上で、今を良くするために何かに取り組む方と向き合い
いくつになっても「やる気」があって前向きでいることはすごく大事なことだなと思いました
人の可能性は無限大かもしれない
私事で恐縮ですが、昨年、同町でロコモティブシンドローム予防の地域の教室を行っていました
全10回でロコクロ体操を中心に行っていたのですが、他にもいろいろなアプローチをして
関節や柔軟性といった機能改善にも取り組んできた結果、
「カラダの調子が上がってきて、ある日の夕方コルセットを忘れてたのに気がついた(笑)」
と参加者の女性が笑いながら話をしてくれたことがありましたが
できないための理由を探すより、まずはやってみることが大切だなと思いました
限界を決めるのは自分
自分自身、過去に椎間板ヘルニアで寝たきりになって一度現場を離れたことがありました
何とか自力で治そうとあれこれ試しながら手術をすること無く無事に完治させることができ
その後海外へも赴き、今もこうして再びトレーナーと言う仕事をすることができていますが
当時の病院では「おしっこなどの生理機能、生殖機能はダメになるかもね」と言われたことを今も鮮明に覚えています
良かったのか悪かったのか意地になって諦めなかったこと、何にでもチャレンジしたことは
自分が諦めないで、目標に向ってジタバタしたら何とかなることを体験させてくれました
こころとカラダは繋がっている
トレーニングだってダイエットだって、楽器の演奏や語学、仕事だって
自分が丿ってないと、楽しくないので続かないんですよね
あるいは始めは好きじゃなくても、続けていたらいつの間にか好きなってることだって…
逆にどうしても楽しく思えないこと、好きになれないことはどう頑張っても続かないし
心がそこに無かったらふわふわした態度になってしまうので、そんな結果にしかならない
やっぱり自分が積極的になれること、また上手下手関係なくそうした自分で在ることが
何かに取り組むうえでのポイントなんだろうなと思います
カラダ。こころ。スキル。そして個
武道では三位一体を「心技体」という言葉で表現しますが
どれか一つを欠いてしまっても、全体性を失ってしまうわけで
心をぎゅっと抑圧して頑張ってみたり、カラダを限界まで酷使してみたり
技術的なことだけを追求して心の無いことを鍛錬してみたりしても
結局どこかに支障をきたし継続性と全体性を欠いてしまって自分を失くしてしまう
全体が同じ速度で進むのでなく、個々にあわせた速度と内容で個を高めることが大切で
画一化、均一化され効率性だけを求めることの弊害が少しずつ明らかになっているように思います
まずは目の前の1歩から
10kg痩せるとかフルマラソンでサブスリーとか、目標設定をするのは簡単だけど達成するのは難しい
それは自分の速度以上の力でやろうとしているからでしょう?
まずは目の前の1歩からゆっくり等身大の自分で、少しずつ変化を楽しみながら
徐々に目標に近づいていくことができれば、自ずと結果は現れるんじゃないでしょうか
そんな自主的な取り組み方ができると、こころもカラダも軽くなれますよ
頭の中で考えるのを少し止めて、こころの声とカラダの声にも耳を傾けてみませんか??