こんにちは、全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナーの小林です
高校卒業と共にこの地域を出てあちこち漂流し、ふとしたことがきっかけになって戻ってきて
今年、4年目の春を迎えました。いろいろなことがものすごい早さで変わっていきました。
そんな中、振り落とされまいと必死になっていろいろなことを考え続けたんですね
考えて、考えて、考えて。元々考えることが好きだったけど、人生で一番考えたかも。。。
そんなとき、漁師から農家へと劇的な転身を遂げた大好きな先輩と話をしていて
これまで気づいてたけど避けていた鎖していた部分が、しぜんと溶けていったので
この感覚を忘れないうちに、そして勝手に誰かに届けようと文字にします(´〜` 😉
高知県というところ。幡多という地域。
私が住む町は高知県の西の端にある黒潮町。
平成の市町村合併で、大方町と佐賀町という2つの町が一緒になってできた町
大方町は、今から25年程前に今のベアフットランにあたるはだしマラソンを開催したり
砂浜を丸ごと美術館にしてしまったNPO砂浜美術館というあそび心がある町で
佐賀町はカツオのたたきで有名な明神水産があり、30年程前から天日塩を作る人たちがいたり
どこか本物気質の職人さんたちがいる町というのが、この町のざっくりした背景。
ここに今住んでいるし、この町で育った。
ディズニーランドよりキラキラして思えた!!
小学校の途中で、大阪から転校してきて昆虫が好きだったのでココが凄く輝いた場所に思えた
大阪では水に顔をつけることが怖くてカナズチだったのに、転校した年、伊与木川で泳いでいた
プラモデル屋さんでミニ四駆を走らせていた子供は、ツルハシを持って自然薯を掘りにいってた
川の水が透明なことは知らなかった。季節によって山や畑の匂いが変わるのも知らなかった。
ここには街では見たことのない本物が溢れていた!!
山で秘密基地をつくり、田んぼと畑のあぜ道でバランスをとり、泥だらけになって遊び
川では天然鮎や天然鰻をとることが遊びだったり、浮きわを使って海まで流れながら遊んだ
海も山も川もすべてが遊びのフィールドだったし、全部が繫がっていた。
もちろんファミコンもプレステでも遊んだ、でも外で遊んでるときが一番幸せだった。
いつしか “みんなと一緒” がいいことのように思ってた
いつからだろう。何かと比べるようになっていた。
他人と自分の違い。ほかの町と自分の町の違い、都会と田舎の違い。そしていつしか
本来の自分以外の自分。その町らしくない町、田舎っぽくない田舎(街みたいな田舎)に…
きっと自己とはと無意識に自己を意識する思春期ならではのステージなんだろうけれど
今思えば、その比較するという行為を煽る、作為的なものを感じなくはない。
例えば、誰かよりいい学校に行くとか。誰かよりいい仕事につくとか。
その誰かは自分の本心であるべきであって、他人じゃないと思うし、
○○より良い の「良い」って誰の基準で「良い」なのかが実は欠落してたりするのに…
好きな事をして、いい訳をしない。言い訳は複雑にしてしまう。
他の何かと比べること以外に、無意識でやっていることがあって、
そのことに気づいていないと自分自身がすごく複雑なことになってしまう。
本来の自分に戻るってことは、シンプルになること。
自分が楽しいこと、好きなことを単純に追求すればいい、そしてそれを公言しちゃえばいい。
できないことはできないって正直に言えばいい。やりたくないならやりたくないで言えばいい
もちろん、言った以上は責任を取らないといけないけど、好きなことだったらできてしまう!
人のカラダが心地良くなるのが嬉しい、人が美味しいものを食べて笑顔になるのが嬉しい
歌うことで人を勇気づけたり共感したりできるのが嬉しい、自分がそれをやることで
誰かが喜んでくれることが好きで居られると、それはずっと幸せに違いない。
自分の好きなことをしていることで、誰かが幸せになっていくんだから。
前例のないことは不安になるけどワクワクする。
不安に思ってそこで諦めるか、好奇心がそれに勝ってワクワクしながら挑戦するのか
不安に思ってても実はやってみたら案外大したことじゃなかったりすることは多い。
前例以上のことをしたいんだったら、前例にないことをやらないと。
わたしは前例のないことをやってみたいし。やり続けて生きたいとも思う。
話は戻って、カナヅチだったころの自分はまさか崖からダイブするなんて想像もしてなかった
それだけに崖からジャンプして水面を叩くときの感覚、その時の興奮は未も忘れられない(笑)
そこだけのやり方がオリジナルになる。
最近、セッションをしていてたくさんの人が「力んでいる」のを感じる。
自分自身も前のエントリーでも書いたように、力んでいる。
カラダはとても純粋なエネルギー体なので、すぐに「過度な力み」の影響を受ける。
それは台風が、太平洋の水面に波を立てるように。カラダに波を立てる
波に飲まれるときもあるけれど、できるだけその波の乗っていられるほうが気持ちがいい
それはスノーボードとスケートボードをやって、まだ下手くそなサーフィンを始めて感じたこと
いろんな街、地域で暮らして、いろいろな国に行って自分なりに感じたことだけど。
その土地を好きな人が沢山住んでいるところは、明るい人たちが多いし優しい人たちが多かった
ここ以外のどこかや、その人以外の誰かの真似をしたり、人にも強要するんじゃなくて
そこの人にしかできないことを、そこでやることで、他にないものが出来上がる
そのままでいいじゃないか。そのままで十分に美しい。
大切なことはその時、自分が快適にいること。
改めて思い出すといろいろな人によく聞かれることがある。
なんで職場の近くに住まないの?なんでもっと人がたくさん居るところでやらないの?
確かに。確かにそう。きっとそれが世の中が信じる「いい暮らし」の価値基準なんだと思う
だけど、そこに興味が持てないらしい(笑)
子供たちとの関わりがあって、外のフィールドを思い切り使うことができて
豊かな自然があって、自然と人、人と人との距離が近いここが快適だし好きだから。
人との違いを自分がまず先に認めると、自分に嘘をつく必要がなくなるし平穏になった。
だからやっぱり、今の状況がかなり快適なんだろうと思う。その先は誰にも解らないけどね
なれるか?! 職業:hirota kobayashi
他にも聞かれるのは、「今、仕事は何やってるの?」「トレーナーってそんなこともするの?」
こうやって人から質問されるのは嬉しい。その人が興味を持ってくれているから。
つまり、その人にとって自分は少なくとも既知ではないから知りたいんだよね。だから嬉しい。
カラダのことで解らないことがあったら、BODYWISE行けばいいよ!
と何やってるか解らんけど、何か身体のことはよく知ってるカラダよろず相談所になりたい(笑)
それは、おじいおばあが日頃悩んでいる関節の痛みを、自分で改善させる方法だったり
めんどくさがりやで減量したい人にもできそうなエクササイズの提案だったり
速く走れる方法だったり、海山川で遊ぶ方法だったり、食事のことだったりするんだと思う。
結局、人も土地も同じ
地方創生で、それぞれがまた競ってるけど。
人と比較して勝った負けたより、自分のなかの何かをどんどん伸ばした方が楽しいし伸びる。
高知県にも高知らしさでいることにフォーカスしてほしいし
幡多にも、黒潮町にも、佐賀にも、そのなかの集落にも、そこに住む個人にもそれは言える。
他と違ってることを受入れて認めたら、いろいろなものがキラキラしてくるはず。
奇しくもそんなことを思い始めた中、高知県が始めたプロモーションが面白そう(笑)
さすが高知!!















