コンディショニングスタジオという場所について
コンディショニング:よく耳にする中でなんとなく漠然としたイメージのこの言葉ですが、
私が所属している全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)の定義を引用すると
コンディショニング(Conditioning)とは、スポーツパフォーマンスを最大限に高めるために、筋力やパワーを向上させつつ、柔軟性、全身持久力など競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、身体的な準備を整えることです。また、一般の人々にとっては、快適な日常生活を送るために、筋力や柔軟性、全身持久力をはじめとする種々の体力要素を総合的に調整することです。
快適な日常生活を…..調整する場所。
うーん、なんだかわかりにくいですね。わかりやすく言いましょう。
コンディショニング、BODYWISEでは
コンディショニングに限らず全てのアプローチは基本的に正しいとして、そこにそれぞれの思想が加わります。
からだを構成している骨や筋肉など基本的な組織は共通していますが、快適な日常生活はそれぞれ異なります。
身長も体重も違うし、怪我をした部位、仕事、生活様式、住環境まですべてが異なる上に「やりたいこと」が違いますよね。
ある人は趣味のマラソンを早く走りたいと思い、ある人は生活に支障がある腰痛を治したいと思う。
からだへのアプローチは、からだだけに留まらず、からだが在るあらゆるシーンに働きかけます。
なぜならカラダは運動器としての役割を持っていますが、感覚器としての役割もあるからです。
からだを動かしたり、整えたり、からだへアプローチすることは、カラダだけに限定するのではなく、暮らしのことも、こころのことも、あなたの周りのいろいろなことへと働きかける一つの手段です。
例えば、スポーツが大好きな方が、不調があって満足する暮らしが快適にできなかったら、
それまで社交的な性格だった人もシュンとして、まとっている雰囲気や眼の輝きが失われた感じがしたり、性格まで変わったりすることがあったりします。
穏やかだった人が攻撃的になったり、とがっていた人が温厚になったり、そのことで味の嗜好も変わったり、そのことでライフスタイルが変わったりと、からだを通して感じたことは暮らしに変化をもたらします。
今もいいけど、もっと良くなれる
「今」が良ければこれといって無理に変わる必要はありません。
でも、もし「今」がもっと良くなる可能性があるとしたら、その可能性を形にしたいなと思ったら。
そんな時、暮らしを変えるための一つの手段として ” からだを通して ” 変わりたい時に訪れてもらう場所。
自分をもっと良くするための方法。
それは運動かもしれないし、信仰かもしれないし、芸術かもしれないし病を患うことかもしれません。
ただ、先に述べたように「感覚器であり運動器でもあるからだ」を動かすことで得られるカラダからのフィードバックは凄くリアルで、「今」にピントを合わせることにとても有効的です。
コンディショニングで不調だった部分が改善されていく過程を体験したりすると、クライアントの暮らしや思考に良い影響をもたらします。
そうした個人のリクエストに応えるためにある、それがコンディショニングスタジオ”BODYWISE”です。