違った角度から筋膜のことを。

コバヤシヒロタ

健康情報は飽和状態

健康全般についての報道が増えてきたなか、最近なにかと話題になることが多い筋膜

書籍も数多く出版され、筋膜◯◯◯協会みたいなものが新たにできていたり。

発信量が増えることで周知することには役立ちそうですが、情報の質にはばらつきができてくるでしょう。逆だった場合はなかなか広まりませんから、物事の二面性を考えると難しいところです。

発信者が増えるからそうなるのはわかりますが、これだけやっておけば腰痛は良くなる、肩こりにはこれを、というような主張を始めてしまうと、何か根本的なところからボタンをかけ違っている感覚になりませんか?

因果関係に気づくことの大切さ

みんな腰が痛いけれど、原因と推測される拘縮したからだの部位が異なる。

この図では4名とも腰の痛みを訴えていますが、原因となっている筋膜組織の部位が異なります。

私たちは身長・体重を始め、仕事や生活様式、傷病歴の有無、ストレスのかかり方、運動習慣の有無….全くといっていいほど、他人とは違う暮らしをしているのですから当然といえば当然ですが。

もし、何が原因で痛みや不調が生じているのかを知ることができれば、じぶんに合ったエクササイズを選べるはずです。

体感力 – からだは全てが繋がっている

これはMRIで見たからだ(組織)の動き方ですが、あたまを動かすと同時に首から下の部分や胸や背中までもが連動して動きます。

逆を言うと、胸や背中の動かし方を間違えると、首やあたまに伝わる動きは捻じ曲がったものになります。

忙しい現代社会なので、効率を求めて確率論的手法に解決策を求めるのも悪くはないですけど、少々場当たり的ではないでしょうか。

替えがあるわけではない、たった一つのからだです。

じぶんのからだで感じる力「体感力」を高め、筋膜へのアプローチやトレーニング効果を高めてみてはいかがでしょうか。

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