「バイオミミクリー」という言葉を初めて耳にしました。
バイオミミクリーとは、より持続可能なデザインを創造するために、自然の形、プロセス、そして生態系から学び、模倣する、というものです。自然は38億年かけた進化の後に多くの課題、例えば、エネルギー、食料生産、気象の制御、環境に優しい化学、交通、コラボレーションなどなどを既に解決してしまっています。このような地球の実際的なデザインを模倣しようとするものです。
こうした生態摸倣技術のことをTEDで話していたのはジャニン・ベニュス氏
カワセミが空中から水中に入るときに水しぶきをあげないことに着目し、新幹線が今のような形になったり
ガラパゴスザメの肌にある特殊な構造から、防菌機能を備えた壁を医療用に開発したり
より環境に対する負荷が小さいデザインを私たちは自然から学び摸倣していると言うから驚きです。
自然に学ぶといえば、トレーニングも今は同じようなプロセスにあります。
私たちトレーナーの中では耳にすることが増えてきたDNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization)
これは、赤ちゃんが誰に教わるでもなく二足歩行をするまでの動きを
発育発達の観点から体幹の安定を中心に、科学的に分析しトレーニングに取り入れたもので
確かに赤ちゃんは体幹トレーニングや筋トレなどをするわけもなく、日々驚くほどの成長を見せてくれます。
技術の発達とともに、私たちは高度な文明を築き上げてきたかもしれませんが、何万年と同じサイクルを繰り返している自然の前ではまだまだ未熟な文明なのかもしれません。
進化しているつもりが、実は退化していたなんてことにならないためにも、動けるからだをデザインしていきたいものです。
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