からだは答えを知っている
私たちのからだを動かす骨の数に大きな差はない。
同様に、骨と骨をつないでいる靭帯や腱にも大きな差はない。
だとしたら、これだけ姿勢や歩き方が違うのはどうしてだろうか?
腰や肩が痛む人と、痛まない人の違いはなんだろうか?
こうしたことに「なぜ?」と考えたことはありますか?
なぜなのか、考えた結果、答えは出ましたか?
自分の不調の原因が、どこなのかを感じることができたら、その答えが分かる。
不調は好調に変われる兆しだ!
もしあなたが不調を感じていて、何かした拍子に腰がピキッとなりそうだったりしたら
きっとお腹に力を入れ、腰回りを極力動かないようにして、息を潜めて背中を屈めたり
息をした時に腰回りが膨らまないよう、胸をグッと反らし浅い口呼吸で過ごそうとするのではないだろうか。
それ以上痛いのが辛いので、ついつい固めようとしてしまう。
しかし、その時に痛みを感じるときを特定することができれば、その不調は好転させることができる。
痛みを味方につける
皮膚が切れた時、痛みを感じる。
お腹を下しそうになった時にも痛みを感じる。
ふとした拍子に、腰に痛みを感じる。
このように痛みを感じると、その場所が正常に機能していないことが分かる。
例えば腰が痛くて、脚をグッと引き上げようとした時に、大きな痛みを感じるとしたら
ひょっとしたら左の骨盤がずれてるんじゃないか、股関節がちゃんと動いていないんじゃないか、右のお尻がしっかり支えられてないんじゃないか…etc といった様に、痛みの原因を特定するためのテストが可能になる。
正しく動かすことで連動が始まる 〜movement is a medicine〜
上下左右前後の3つの面でのテスト動作は、正常に機能していない部分を突き止めることができ、動きを修正して正常化させるために徒手療法による介入や、エクササイズを行うことができる。
私たちのからだは、蚊がとまっても、髪の毛が肌についただけでも察知することができる。
あたまで考えてからだを動かすのではなく、からだで感じた上で動くことができれば、私たちのからだはもっともっと快適にいることができる。