からだはバランスを取り戻すと本来の機能を取り戻す
これは薄い膜の中には水が入っているだけのトマトの形状をしたおもちゃです。
もし外側にある膜が緊張して伸びきらない状態であれば、衝撃を全て伝えることはできないでしょう。
そうすると、このトマトは衝撃に耐えきれず破裂することになるはずです。
からだはその組成の60%が水
脳や肺、腎臓などは80%以上が水分です。
感覚器官である目は95%が、運動器官である筋肉や心臓でも75%となっています。
つまり水は触媒として、からだ中のあらゆる所に分布しているということが言えます。
しかし、トマトの外側の膜が緊張して伸びきらない状態のように、
からだに過剰な力が入ってしまうと、薄い皮膚に覆われた水を蓄えている私たちのからだからは水分が押し出されてしまうことになるのです。
からだは長い間その緊張が続くことで、組織の伸縮性を失い、本来兼ね備えている復元力を失います。
水は留まることがない
からだを動かしているのは、重力かもしれませんし、力を伝えている骨かもしれません。
心臓や内臓が動かなければ私たちは生きていられないので、そういう意味では筋肉がからだを動かしているのかもしれません。
何れにしても、私たちは “水” と共に暮らしているようです。
目で見える範囲のことだけではなく、からだの中の見えない部分にまで意識を向け
からだの中で、滞ることなく水が巡ることができるようになると
より快適に、より疲れにくく、意のままに動かせるからだになれるかもしれませんね。