自分のからだのことを知ることで “不調” はずっと良くなる
気になる超大型の台風24号の影響もなく、土佐清水でのグループワークも無事に開催できました。
エクササイズをしているようには見えないかもしれませんが、グループワーク中の一コマです。
不調を”快調”に変えていきたいのですから、まずは今のからだの状態を知ってもらいたいのです。
私たちはひとりひとり、からだの造りが違います。
それぞれに異なるからだを、快方へと向かわせたいのですから、各々がじぶんのからだにしっかりと責任を持って動いてもらう必要がありますよね?
なので、立っている状態、座っている状態、寝ている状態さまざまな条件の下、からだがどういった状態にあるのか、それが前後でどう変わるのかを観察するところから始まりました。
からだを感じる
グループワークでは”触覚”に集中し、じぶんのからだがどのように”感じている”かを中心に進めました。
ウエイトを使ったり、抵抗を使ったりしてトレーニングをするのも良いですが…
ウエイトや抵抗がなくても、からだは力を発揮することができるわけですから、その重さがないとトレーニングができないって、なんか変じゃないですか?
そもそもじぶんのからだにも”重さ”があるんですから。
じぶんのからだを自在に操ることができないのに、じぶん以外のものを上手に操ることなんてできるのでしょうか??
その足はしっかり大地に根を張っているか
もし、何かを始めるにあたり共通であるはずの認識に違いがあったらどうなるでしょう。
もう少し突っ込んでいうなら、前提条件が個人によって異なっていると結果も異なるということ。
例えば、1×1= 1というのは、誰でもわかることですが、1が本当に1なのか疑うことを多くの方はしないのではないでしょうか。
もし、その1が1.1を四捨五入していたとしたら…
1.1×1.1で、解は1.21になり、先に求めた解と比べて0.21の差が開いてしまいます。
今回のワークで確認すべき前提条件としては、「きちんと立つことができているのか」でした。
きちんと足の真ん中で立てているのか、その上に脚が伸びて、骨盤に行き着き、背骨を登り、頭蓋骨が上に乗っかっていて、腕はハンガーにぶら下がっているようにリラックスしているのか…など。
どうしてこんなことをするのか??
それは私たちにとっては「立つこと」は当たり前すぎて、さほど意識することがない動作ですが、
かの昔、つかまり立ちをしてやっとの思いで立った時は脚が震えて、足を出すことすら躊躇ってしまう動作だったのです。
そしてその当たり前にしている「立つ」にも大きな個人差があるからです。
家の柱が少しでも傾いていると、家は徐々に傾いていきます。
工事現場でクレーン車の土台が傾いたり、浮いたりするとバランスを崩し倒れることになります。
では私たち人間はどうでしょうか。。。
部分だけに目を向けるのではなく、全体として捉えて、全体で感じたことについて修正することで、部分へも修正を伝える。
そうして慣れ親しんだ自分の動きのパターン(癖)を知り、傾向を知った上で暮らしの中で自ら修正をしていく必要があるのではないでしょうか。
思考を変えれば、からだは変わる
決まったエクササイズを決まった回数・決まったセット数、形だけを真似したところで、それはただのパフォーマンスです。
私たちは考える生き物で、思考が行動を作り出し、行動が習慣を作り出します。
習慣を改めようとすると、思考から変えていく必要があり、そのためには習慣を作っている行動の前提条件(重力に合わせて)立つことができているかということを疑う必要があるのです。
常識を疑うことで見えてくる物事がある。
与えられるだけではなく、発見する楽しみがある。
そんな暮らしとからだを豊かにすることができるワーク、次回は10月6日の開催です。
ぜひ興味のある方はお誘い合わせの上、お越しください。