からだの感受性を磨く

コバヤシヒロタ
Happines cheerful perforated paper smiley face

からだが変わるのに時間はいらない、必要なのは物事に対する正しい理解だ。

からだの性質を知る

野生の動物が筋トレをするという話は聞いたことがない。

 

彼らはおそらく自分以外のものになろうと思うことはないだろう。

 

だとすれば、私たちがトレーニングをする必要はあるのだろうか??

 

からだの性質を知ることで、じぶんらしく過ごすことができるのではないだろうか??

 

まだ、じぶんの本当のポテンシャルを知らないのに、何をトレーニングする必要があるのだろうか?

 

きっともっといい方法があるはずだ!

 

からだは水と空気でできている

水分はからだのあちこちに分布していて、もっとも質量を占めているもの。

 

言い換えると、それが私たちの体重の正体ということになる。

 

からだの内側にある水分を支えるのに、外側からの力はあまり役に立たない。

 

支える力として有効なのは、風船のように、内側からパンっと膨らむ力だ。

 

半分より少し多く水が入っている人の形をした水風船を支えるのは、外からの支柱ではなく、内側からかかる圧力だ。

 

そのために呼吸をしている。

 

トーマスマイヤーズ氏も言っていたが、人は呼吸で、血流でリズムを刻む。

 

そのリズムが小さくなると水分を含む全ての循環が滞る。

 

内側からの圧力が構造を広げる

構造が潰れていると十分なスペースがなくなり、呼吸をすることが難しくなる。

 

構造を潰そうとする力は、垂直に加わる重力だ。

 

構造が歪む時間が長くなればなるほど、関節には負荷がかかり続けるので、場合によっては機能障害が起きてしまうことになる。

 

そうならないため、きれいな構造を保つためには、重力に反発する力が大切になる。

 

だが当たり前のように、立ち歩きからだを動かしてきた私たちは、そんなことを気にしたことがない。

 

そして構造が歪んだことは、仕方なく過労や加齢による影響だと自分に言い聞かせてしまう。

 

確かにかかった負荷の総量で、歪みが表面化するわけだが、

 

もし構造を正すことができていたら、その機能障害は起きなかったかもしれない。

 

動きは全体性がある

からだが動くとき、指を動かせば前腕が、前腕が動けば上腕と肩甲帯が動く。

 

肩甲帯が動けば骨盤が動き、骨盤が動けば脚へと動きは伝わる。

 

易々とからだを動かすイメージができるか

からだは繋がっているから当たり前なのだが、その動きが水であるからだのなかを波のように伝わるなんて考えない。

 

誰しもが経験があると思うが、できるというイメージができなければ、からだを動かしてそれを表現することはできない。

 

にも関わらず、どんな風にからだが動くかというイメージはない!

 

だから赤ん坊の時はあんなに柔らかい動きをしていたのに、年を重ねるとできていたはずの動きができなくなってしまう。

4分間のエクササイズでの姿勢の変化 上:エクササイズ前 下:エクササイズ後

それは、年を重ねるとともに経験を重ね、臆病に、あるいは鈍感になってしまうことで動きに多様性がなくなってくるからに他ならない。

 

内側の力に気づく

構造を安定させるために欠くことのできない、内側からの力は中心から末端へとのびる力としても表現される。

深く大きな呼吸をしながら、からだの中心から末端へと力が波のように伝わるように

 

からだを動かせる範囲が、今より拡がることを恐れずに、小さな波紋にのせて四肢へと動きを伝える。

 

小さな動きで、少しずつ。。。

動画を見ながら変化を探すのは難しいかもしれないが、からだで感じている本人たちは変化を感じているから面白い

 

からだを変えるのは簡単だ。

からだの特性に合わせて、小さな成功体験をたくさん作っていくことだ。

 

小さな成功体験をたくさん重ねていくことは、前向きな経験になり、からだの感覚・感受性を豊かにする。

 

感受性豊かなからだは、じぶん以外の何かになろうとするのではなく、ポテンシャルの高いじぶんになろうとする。

いつでもどこでもいくつになっても、不調のないからだで、じぶんの人生を楽しもう!

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