基礎ができていなければ、応用はできません

コバヤシヒロタ

人だけがこれだけ動きが異なるのはどうしてだろうか

Facebookにこんな投稿が上がっていました。

 

トレッドミルにのって、マラソンでWRを出した選手のランニング速度にチャレンジする企画ですが、

 

登場してくる人のランニングフォームを見てもらうとわかるようにそれぞれに特徴のある走り方をしています。

動物は一目に「犬」とか「猫」とかそれぞれの「種」特徴を見ることができるのに

 

どうして人はこんなにからだの動かし方がことなるのでしょうか。

 

筋肉を動かすと、関節が動き、動きが伝わる

もちろん、太っている痩せている、足の長い短い、怪我をしたことがあるない……..色々な理由がありますが、人と動物の決定的な違いは「関節を」動かせているか、動かせていないかではないでしょうか。

例えば、股関節。

 

どんな動きをするか、どれだけの範囲で動くか言えますか?

 

構造を知らずに動かそうとするなら、私たちの知性や理性、社会性といったものが邪魔をします。

 

四六時中、椅子に座らされるし、前かがみでモニターを見続けなければならなかったり

 

服装によって左右差が生まれたり、動きが制限されたりすることがあるためです。

 

だからトレーニングをするのですが、どのように動かすことができるかを知らなければその効果は正しく得られるかどうかはわかりません。

 

まして、普段の立つ歩く座る、これらが正しいポジションで行えていないければ、運動強度の上がった場面で正しく動かせるわけはありません。

 

イメージしやすいのは、運動会で足がもつれて転ぶ親の姿はまさにそれではないでしょうか。

 

日常生活を改善するのは、一瞬のトレーニングではない

それが競技スポーツでも体調改善でも、1日ちょっとだけやったトレーニングで何かが劇的に変わることなんてないでしょう。

 

全ては積み重ねだし、その積み重ねが自分のプレーにパフォーマンスに自信をもたらします。

試合とか、プレーをする一瞬のためのトレーニングでも良いんですが、

 

ずっと続く時間(日常)の動きが良くならないトレーニングは、非日常の試合やプレーでは発揮されることはないでしょう。

 

立つ歩く座るなど、基本的な動き(日常動作)こそがすべての基礎となる動きで、そこが安定した姿勢で行うことができなければ、やっていることは自己満足で終わるのかもしれません。

 

日常こそがトレーニングであり、日々の食事やからだを動かす習慣が、私たちを作ります。

 

日常生活の中で、安定した姿勢(というと、からだを固めてしまうかもしれませんが)

 

枝葉を茂らせることのできるような太く広く伸びる根と、太くしなやかにしなる幹、つまりしっかりと地面へと体重を伝えられる基礎を築き、からだを固めることなく動くことが大切になるのです。

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