これまでに、開脚ができた方がいい理由を上げていきました。
開脚ができた方が、いろいろと良いことはありそうだけれども、なかなかできないのが開脚。
太ももの裏側だったり、内腿だったりがピーーンと引っ張られて、やる気はあるのに痛すぎて挫折してしまう。。。
わかるわかる、わかります。
わかるけれど、それはやり方が間違ってるんです。
自分自身、若いころは開脚ができるようになるなんて思いませんでしたし、
からだも固くて、それこそ開脚なんてできなくても何も変わらないぐらいに思ってました。
今思えば、そんなことだから椎間板ヘルニアで医師から最終宣告を受けることになったわけですが
替えの効かないからだのことを思って、真剣にからだと向き合い、試行錯誤を繰り返し、やっとの事で開脚ができるようになりました。
コントロールができなくて、最後めちゃくちゃびっくりしてますが、これが初めて股関節がぐりん!!となった瞬間です。
感の良い方はわかったかもしれませんね、そう!開脚というと、脚を広げる印象がありますが、
動かしているのは股関節です
つまり、開脚をするには股関節の構造を知ることが大切になるのです。
努力しなくても開脚ができる場合、股関節の動かし方が上手いということなんでしょうね。
では股関節がどのようになっているかを見ていきましょう。
骨盤に、太ももの骨(大腿骨)がしっかりとはまってますよね!
これが股関節(Hip Joint)です。
まっすぐはまっているのではなく、最後の方がグッと曲がっています。
下から突き上げるように骨盤と接点を持つのではなく、少し緩やかな角度をつけて結合してるのは
この骨盤と接しているドーム状の部分へ均等に力を伝えることができるようになるためなんですね。
ということは「脚が骨盤からまっすぐに伸びている」と考えていたら、しっかりと股関節を動かすことができていないということになりますから、開脚をするのは難しくなるかもしれません。
さらには大腿骨より下の部分の位置関係までが、変わってくることになるでしょう。
開脚をすることとはなんら関係がないように思えるかもしれませんが、このように解剖学的なことからは、からだの構造から動きを紐解くことができるヒントを得ることができるのです。
つまり、足から脚へと伝わってきた力は、きっちりと股関節へと伝わることで、股関節が回転することができるようになり、開脚をすることができるようになるということがわかります。
股関節を動かすということ、日常生活の中でできていますか??