イメージを変えると…

コバヤシヒロタ

イメージをすることは、具現化することができる

イメージトレーニングという言葉が世に出始めたのは20年ほど前でしょうか。

 

その当時はサッカーに明け暮れる高校生、イメージトレーニングの意味もわかっていませんでした。

 

そして時が流れ、色々な知識を身につけ、様々な経験もしてわかったこと

 

それはイメージができなければ、具現化することは不可能だということ。

 

料理なんかで例えると分かりやすいのかもしれません。

 

料理ができる人は冷蔵庫の中にあるもので「何か」美味しいものを作れるけれど、料理が苦手な人は冷蔵庫に食材があるのにスーパーに買い出しに行くところから…みたいな話、聞いたことはありませんか??

 

これは点と点をつないでゴール地点をイメージすることができるかどうかということなのですが、これまでの経験に左右されます。

 

料理をしたことが多ければ多いほど、ゴールである「何か」美味しいものをイメージすることが容易になるからでしょう。

 

こうしたことは、経験というデータの蓄積だけでなく、経験したことから複合的に推測し、その推測を元に仮説を立てそれを立証することができる能力が備わっているということです。

 

つまり、先にも言ったようにイメージができないものは実現不可能なのです。

 

このことは誤ったイメージを持っていると、誤った形で具現化されるということを意味しているのではないでしょうか。

 

単焦点ではなく、俯瞰的な視点を手に入れる

ひとつ前のポストは、呼吸をするのは「肺」ではない でしたが、こうしたイメージを見ると

いやいや「肺」動いているし!ってなります。

しかも「肺」で呼吸してるって思ってたら尚のこと…

でも、でもね、しっかり次の動画をみて下さい。

 

改めてここで赤い風船の下にある、黄色いゴムの役割を見て下さい。

 

このゴムは横隔膜を模したものなのですが、この横隔膜が下に引っ張られることによって圧力の変化が起こります。内圧と外圧のバランスが変化することで、空気が勝手に入ってくるから呼吸が半永久的に自動的に行われるのです。

 

最初の動画を見たときに、この黄色いゴムの存在がイメージできるか否かが知識、または経験値の差で、それによって具現化できることが変わってきます。

 

もちろん、それぞれの動画を作った人の意図が異なるので、勘違いをすることは仕方がないのかもしれませんが…

それにしても一つのことだけで、事実だと認めてしまうのはいささか非科学的ではないでしょうか。

 

点と点を線でつなぎ、線と線を交わらせて空間を作る

私たちは「人間」という存在を知っているから、ただの点の集合体でも「人間」だと認識することができるのですが

フレームは知っているものの、その内側に至っては未知の領域。

そこを知っているのはお医者さんぐらいしかいないのではないかと信じて疑いません。

 

からだについて、ざっくりとしたイメージしかない。

筋肉の名前を知っていても、それがどのようにからだに存在し、どのように動き、どのような役割を果たしているかを知らなければ意味がありません。

からだには骨があることを知っていても、腕の骨の数や、その位置を知らなければ知識として活かすことはできません。

呼吸はコントロールすることができる唯一の自律神経系の運動ですから…

 

普段あなたがどんな呼吸をしているかがわかると、それがどのように全体に影響しているのかを推測することができます。

 

想像(イメージを)するための知識を経験を通して増やすこと、その経験を元に自立して満足のいく暮らしをサポートするのがトレーナーである私の仕事です。

 

点と点をつなぎ、自分のからだと向き合うこと初めてみませんか?

 

 

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