身体化された脳

コバヤシヒロタ

立ち上がり、指先までピンと張って、両腕を前に伸ばそう。

上下、左右に振ってみる。

頭の上から大きく回して脇に下ろす。

片足ずつ、できるだけ遠くまで蹴り出して、つま先で地面に半円を描く。

ヘディングをするか、唇や舌で何かに触れる感じで首をいっぱいに伸ばし、頭を回して前後左右に倒してみる。

体を取り巻く、腕が届く範囲のこの目に見えない空間体積を、神経科学者たちはペリパーソナル スペース(身体近接空間)と呼んでいるが、

これはあなたの一部である。


書籍 “脳の中の身体地図” より引用

 

なんのことだかわかりにくい…と思った方は、お湯がぴっちりと貼られたお風呂に入っているのをイメージしてほしい。

 

深く息を吸うと、吸い込んだ空気の分だけお湯が溢れます。

 

これはからだの周辺の空間を、自分の中に取り込み「体積」を広げたから。

 

 

狭義では全く別のものになりますが、このからだを取り巻く空間については

 

エーテル体やアストラル体とも表現されることがあるように、こうしたことは科学的な事実として認識されています。

 

 

また、思考は具現化するという言葉がありますが

 

思考に至るまでの知識(認識)が乏しいと、具現化する現実も乏しいものになります。

 

からだに対する認識が、物質としてのからだで留まってしまっていては、

 

人と異なる結果にはたどり着けません。

 

まして、からだの中でも「筋肉」に留まっていては、さらに制約がかかります。

 

 

脳に蓄積される情報を限定するのではなく、拡張を続けながら

 

脳も、からだも柔らかくフレッシュな状態を保っていたいですね!

 

そのためにも、まずはからだを動かすことに限界を作らないこと。

 

幾つになってもチャレンジできる「開脚」

 

 

からだのイメージを切り替えるのに最適なエクササイズです。

 

ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか??

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