手首を反らそうとすると肘周辺に痛みを生じる
テニスをやっている方に多いから、テニス肘なんて病名がつけられてますが
正式には「上腕骨外側上顆炎」というようです。
痛みがあるのは上腕骨ではなく、前腕部が多いようですが、上腕骨….
何にしても、からだが思うように動かないのは大変なものです。
精神的なストレスも大きいし、何より痛いのが辛い…
治りたいのか、治してほしいのか…
先日病院に行って注射を打っても何をしてもダメだった方から連絡を受け、セッションを行いました。
来たときは、腕を伸ばしたところから動かすことすらままならなかったのですが
少しずつ、少しずつ「痛みを感じない位置」を探すよう動かしていくと
最終的には自身でも驚くほど動かせるようになり、からだが自由に動かせることに強張っていた表情が笑顔に変わっていきました。
これは私的見解ですが、その痛みを伴う不快な状態をどうしたいかという「意志」が大きく影響を与えるように感じます。
というのは、からだにある筋肉のうち臓器以外のものは「随意筋(自分の意思で伸縮することができる筋肉)」とされ、痛みを起こすきっかけになっている過度な収縮や進展は自らが作り出している可能性が大きいからです。
「痛く」している原因は、意識的にしろ無意識にしろ、作り出しているのは自分です。
その自分でしか動かせない筋肉を、他人に動かさせて「痛くなく」するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
治してほしいという気持ちももちろん分けるけれども、治す努力(姿勢)は何にしてもポジティブな結果を生み出すことにつながります。
からだは繋がっている
病院では治らなかったのに、なぜ改善ができたのか不思議に思うかもしれません。
これもまた私的見解ですが、病院(西洋医学)では痛みを感じる場所を診ることが一般的ですが、からだ全体の繋がりを観ることで、痛みを引き起こす原因のようなものを探し当てることができます。
これは、鍼灸などに代表される東洋医学的視点かもしれません。
あるいは物事には必ず因果関係があるので、その原因を探るためにからだを広く捉えるというただそれだけのことかもしれません。
例えば、からだはこのようなカタチで筋肉がつながり、骨が間違った場所に行ってしまわないよう繋ぎ止めているのですが…
肘が痛む場合、手のひらや胸、肩、背中、首などあらゆる所との関わりを考えるのがより治癒を促すことができると考えられるのではないでしょうか。
私たちのからだは、可能性に満ち溢れています。
「不快感を伴う状態」をどうにかしたい!!と思う気持ちがあれば、
悪化させないようにするどころの話ではなく、改善、治癒といった「快方」に向かわせることはできるのです。それも年齢に関係なく幾つになっても!!
ということで、テニス肘で困ったり、テニス肘でお困りの方がいたらぜひ「良くなるよ」ということを伝えてあげてくださいね!
テニス肘だけじゃなく、それが椎間板ヘルニアでも、変形性膝関節症でも、多くの方が改善している実績がありますので、ぜひ一度ご相談ください。