トレーニングはより良く生きるための身体活動でありたい

コバヤシヒロタ

それってなんのためのトレーニングですか??

トレーニング(身体を動かすこと)をするのはとても素敵なことです!

 

だけど、そのトレーニングはあなたの暮らしを、生活を豊かにしますか??

トレーニング(身体を動かすこと)をする以上に大切なのは、それによって自分が、あるいは自分の周辺環境がどう変化するかではないでしょうか??

 

10kgのダンベルを持ち上げることができたとしても、100kgのベンチプレスをあげることができたとしても、やっぱり腰が痛かったり、ふとした拍子にぎっくり腰になって数日動けなくなってしまったり…

 

それって本当にトレーニングの効果は出ているんでしょうか??

 

トレーニングは訓練、からだを訓練することです

赤ちゃんは、誰に習うわけでもなく2本の足で立てるよう毎日訓練をしています。

 

子どもは色々な動作を行えるようになるため、わけもなくたくさん身体を動かします。当然怪我もします…

 

その結果、自分の能力を高めることができ、また自分の能力でできることとできないことの溝を推し量ることができます。

そして時間とともに、行動範囲を拡大し、運動能力を習得し、技能を身につけ、複雑な動作ですらも簡単にできるほどにまで動作を自動化させることが可能になるのです。

 

これを我々は「職人」と呼んだり「専門職・専門家」と呼んだりしますが、動作において時間をかけることで巧緻性を高め、その結果として「匠」と呼ばれるようになるということです。

 

つまり高いレベルで身体を訓練した結果、自分の人生をより良く、そして他人の人生においてもより良い結果を導き出すことができるのです。

 

感覚を大事にしよう

知能が高いのが我々人間なので、ついつい頭で考えて…

ホムンクルス:からだの感覚をデフォルメ化した模型。頭部と手先に感覚が集中し、からだの感覚はとても小さい

 

腰が痛いと「腰の筋肉が弱ってる」 肩が痛いと「肩の腱が切れてる」と思い込んだり

 

テレビや雑誌で「腰痛に良い」と言っていたエクササイズを真似したり、ポージングをしてみたり…

 

身体で感じること以上に、頭で考えることに意識が向いてしまっているので

 

テニスをする人と、サッカーをする人が同じようなトレーニングをしていたり

 

慢性的な腰痛に悩む人と、突発性の腰痛に悩む人が同じトレーニングをしていたり

 

本来は動いた時に身体が安定することが目的の体幹トレーニングなのに、全く動きがない状態での体幹トレーニングを行なっていたり

 

なんとも不思議な状況になっていることがしばしば見受けられます。

 

せっかく赤ん坊の頃から少しずつからだの感覚を身につけ、二本の足で立ち、手足を動かし、行動の自由度を獲得してきたのに台無しです…

からだ(胴体)と手足、そして頭が連動して動けるように、成長の過程で自然と身につけた動作を、進化の過程でDNAに刻み込んできた動きを思い出してみませんか??

 

体幹と四肢の連動を高める動き

これ以外にもたくさんのプライマリームーブメント(原始的動作)があるので興味のある方はそう言った動画をyoutubeで探してみるの良いかもしれませんね!

 

 

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