からだが動く。
空間を内包した、大きな大きな空間が動く。
からだを構成する7割が水とされているけれど、その水が空間を満たしている。
水をコントロールすることは難しい。
でも水が流れる道筋(チカラの通るベクトル)はコントロールすることができる。
重力の海に漂うサカナのように、しっかりとからだに張力のかかった状態で(緊張や不安で強張っていることなく)動いていきたい。
そのためには力が直線的に伝わる「骨」の動くイメージはとても重要になる。
重力とその反発(斥力)という2つの力、さらに遠心と求心の2つの力、それぞれが無理なく重なる場所が「感覚的」にわかった時、「美しい」と感じる姿勢で立つことができるだろう。