動きのなかで、全体の連動性を高めることの大切さ

コバヤシヒロタ

これまでの話から、少し前の話に戻ろう

 

本当に、私たちの暮らしにトレーニングは必要なのだろうか??

 

 

ちなみに、人間以外の生き物がトレーニングをするというのは聞いたことがない

 

それは彼らが”野生”だからという理由なのかもしれないが、それ以上に彼らはからだを縮めた状態で止まっていることがない

 

常に、立体であるからだが空間を移動し、動きを止めている時も空間に立体であるからだを全体で捉えて横たわらせている

 

本能的に、感覚的にそのことをわかっているからに他ならない

 

 

ここで、私たち現代人が慣れ親しんでいるトレーニングについて考えてみよう

誰もがよく知る腹筋運動だが…

 

「トレーニング」というと腹筋や背筋、スクワットや腕立て伏せを思い浮かべるのではないだろうか

 

ベンチプレスやレッグエクステンション、チェストプレスなど器具を使ったものも根本的には同じで

 

これからの運動(トレーニング)において、鍛える部位(という発想がもうすでにおかしいのだが…)はどれもピンポイントで全体性を欠いていることに気づくだろうか

 

だから、トレーニングに置いてはバランス良く…なんていうことを言うのだが、そのバランスは本当にバランスが取れているのだろうか??

 

バランスは意識をして整えるものではなく、動きの中で無意識のうちにからだが勝手に作り上げるものではないだろうか

 

Pro surfer Kelly Slater surfs during his heat Thursday in the Hurley Pro held at Trestles at San Onofre State Beach.
(Photo by Mark Rightmire, Orange County Register/SCNG)

 

ということは、動きの中で無意識に全体性を伴った反応ができるようになるためのものがトレーニングの本質であり

 

意識的にからだを緊張させ、筋肉を部分的に収縮させることはその本質から外れるのではないだろうか

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