こんにちは、身体機能研究家の小林洋太です。
先日、これといって不調はないけれども、正座で座ろうとすると膝が曲げられないという方が来られました。
この不調になるきっかけに心当たりはあるようで、うちとは違うところでパーソナルトレーニングを受けた後から違和感が出たということを言ってました。
話を聞くところによると、膝を前方からグッグッと押されるような事が100回ぐらい続いたとのこと。
確かに、力は関節を伝わって動きを生み出しますが、関節をダイレクトに触ると力が正しく伝わらなくなるので、あまり感心できる指導方法ではありません。
正しく伝わらない力は歪みを生みだし、そして正しく伝わっていないことを違和としてからだが感じるわけですが、その違和感を結構見落としがちだったりします。
今回来られた方も同じように、数日したら治るだろう。と思って1ヶ月が経ち、良くなる傾向がないので来られたというのが経緯でした。
結論から言うと、100%ではないにしても膝の感覚は95%ほどに戻り、正座も楽々できるようになりました。
あとは、間違ったからだの動かし方を、正しい動かし方に(からだの記憶を)書き換える作業(エクササイズ)を時間の合間にしていくだけで、ほぼ完全に復調するはずです。
からだの不調に対しての考え方は様々ですが、放っておいて良くなることは稀です。
良くなったと感じていることも、実は不調に対してからだが勝手に適応したケースがほとんどだと考えられます。
素早い対応ができれば、回復(復調)までの時間も短くなります。
ある事があたりまえに感じている、わたしたちのからだですが、実は思っている以上に知らないことだらけだったりするわけです。
知ってるつもりと、知っている。では大きな違いがあります。
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